【其の一】「KNACK 二人の英雄と古代兵団」/PLAYSTATION 4

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「KNACK 二人の英雄と古代兵団」/PLAYSTATION 4

(現在:5-3)

PS4ロンチで出た前作は問題点も多いものの個人的には楽しめた一作だった。
「次回作があるなら次回作に期待したい」と、こちらのブログにも当時書いた記憶がある。
そして、本当に出てしまいました。最新作。
このパッケージのタイトルの「KNACK」の部分を「のび太の」と変えると、途端に劇場版のあのアニメみたいになるセンスだけでもジャケ買い必至なのは言わずもがな。モデリングの古臭さも含めてツボに入ったので、とりあえず期待通りかなと。

今作は2P協力プレイに対応していて、2人のKNACKで敵を倒したり、謎解きをしていきます。
例えば戦闘では、連射パンチを味方の背中に当てると、細かいつぶてがマシンガンのようになって敵を倒せたり。溜めパンチを味方に当てると吹っ飛んで敵を撃退したり。
このパーティー感が本当に楽しい!こういうゲーム、我が家では大歓迎です!
謎解きも、ひとりがこっちで仕掛けを操作してもうひとりが仕掛け側でという感じで、ローカルプレイならではのワイワイ感がある。最高!

KNACKのアクションも大幅に増えた。
身体に鉄くずを纏うアイアンナックでは、電気の仕掛けのところから自分の身体をバラして電気を引いて他の仕掛けを起動させる。
よくあるアイデアではあるけど、そこは王道らしい踏襲の仕方で全然良いと思う。
氷で覆うアイスナックでは、敵を凍らせるブレスが吐ける。
ゴールド状になるナックだと両手がソードになって敵をザクザク斬りまくれる。
元々KNACKは間を活かした戦闘が特徴だったところに、爽快感のあるアクションが加わった正統進化。

意外性という事で言うとないのかもしれない。
でも、それらが2P協力プレイというフィルターによって全部が楽しい要素として機能しているのでオールオーケー!
逆にこれをひとりでやっても同じように思えるのかどうかはちょっと謎。難易度を上げる事で歯ごたえのある3Dアクションにはなりそうだけどね。

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【其の三】「スプラトゥーン2」/NINTENDO SWITCH

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「スプラトゥーン2」/NINTENDO SWITCH

(プレイ時間:35時間 レベル20)

おもしろすぎて、もはや今年の個人的ゲームランキング一位は不動。自分でも意外です。

最近は試合のレベルがさらに上がって、雑なプレイでは通用しなくなってきた。
今まで愛用していたスプラマニューバーではあらゆる場面で勝てなくなってきたので、いくつか試した結果、デュアルスイーパーがかなり良い事がわかった。
これは、簡単に言うとスプラマニューバーの射程が長い版。連射力の違いはあるだろうけどほぼわからないレベル。それよりも射程が長くなっただけで格段にキル率が上がった。つまり以前より死ににくい。それだけで試合の勝率が上がる。さらに高いところから下のフロアへ安全に塗るのもやりやすい。タチウオパーキング、エンガワ河川敷、モズク農園などの高低差があるマップではだいぶ戦いやすくなった。スペシャルウェポンもスプラマニューバーと同じマルチミサイルなので戦略性はあまり変えなくても良い。
大きな違いはサブウェポンのポイントセンサー。以前のクイックボムのような殺傷能力はない。最初使いどころがわからなかったが、実はこれクイックボムとほぼ同じ使い方でも問題ない事がわかった。
高台に居るチャージャーとかを下へおろしたい牽制としての能力は一緒で、しかも敵の位置がわかるのはやはり戦いやすい。インクに潜っていてもわかる。

自分には長めの射程で、チャージなしの連射が効くブキが今のところ向いているのがわかった事の一方、射程がほぼないホクサイも中々おもしろいと思い始めた。
敵と対峙したとき、正面からジャンプしてバシャバシャするだけで嫌がられるし、エイム力がまったくいらない。実際キル率は高いブキだと思う
射程がないぶん、立ち回りを考えないと特性を活かせないため、ホクサイを使っていると他のブキに戻ったときに立ち回りが上手くなっているというオマケつき。
サブのロボットボムも優秀。これもキル率が高めなサブだと思う。嫌がらせにも良い。
問題はスペシャルのジェットパックで、以前より弱体化してしまった今となってはさらに使いどころが難しくなった。ジェットパックって、発動を高い場所でやらないと意味ないんだよね。その事ばかり考えると戦いのテンポがくずれるというか。
陽動としてかき回せれば良しと割り切るのが正解なんだろうか。

【其の一】「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」/PLAYSTATION VITA

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ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団/PLAYSTATION VITA

(プレイ時間:7時間24分 LV13)

去年の発売当初から気になっていた一作。最近PS4版も発売されたばかり。
これが出た去年の夏は、気になりつつも品薄でパッケージ版が買えず、おまけに微妙な金欠もあって、同じダンジョンRPGである「ダンジョントラベラーズ2」を代わりにやっていた。ちょうどフリープレイだったのでね。

あれから一年経って、やりたかった気持ちもなくなった頃に友人からVITA版を借りられる機会が。
せっかくなのでやってみました。

え~、なぜ一年前ダントラ2なんてやっていたのか!俺!
これ凄くおもしろいよ!さすが口コミでジワ売れしただけある。

3DダンジョンRPGマナーとして、突然に理不尽な死というのがある。これがあるとマジで「ああ、わかってますな~」とワクワクしてしまうんですよ。
○突然の落とし穴や道の割れ目に落ちてしまってパーティー全員の体力が半分まで減る。
○言葉が通じない相手が出て来るイベントで、わからないながら話を進めていったら怒り出して戦闘。レベル違いすぎて全滅。
○「壁こわし」のスキルを習得したので、地下一階スタート地点の横の壁を壊したら以上な強さのスライムが出てきて全滅。
などなど。
地下迷宮は危険なんだと認識させられる要素が多い。それでいて、前述したような「壁こわし」という掟やぶりな要素も入っているところが素晴らしい。ここは日本一ソフトウェアらしいアイデア。

このパッケージに出てくる女の人を操って迷宮探索するのかと思ったら、自分はこの本の方ですよ!パッケージ中央に写ってる顔が書いてある赤いの。
この本が魔女の使いとして傀儡兵パーティーを率いて探索する。
つまり、ゲーム中はほぼ感情のようなものが存在しない。これもユニークですね。
探索が進むと引き返して報告。それによって会話が進んでストーリーが動くというもの。
現段階だとストーリーはほとんで動いていない。これもディスガイア同様の感じ。でも、悪くはないと思います。謎に包まれたルフランの街は凄く気になるし、なにかダークな展開の予感がする。

戦闘の戦略性の幅も中々良いです。
防御を巧く使わないとザコ戦でも瀕死の重症になる。
また、リインフォースという、パーティー全体の特技ポイントのようなものがあって、これを使って壁こわしだったり、戦闘のステータス強化なんかをする。これもおもしろいアイデアだよね。

システムは凝っているが重すぎない絶妙な匙加減、個人的には。
この位が一番良い。
独自性と王道の2つを職人芸でかけ合わせた素晴らしい作品。
これはしばらく楽しめそう。

「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」/PLAYSTATION VITA

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「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」/PLAYSTATION VITA

(クリア/プレイ時間:38時間)

このシリーズは「1」、「2」、「絶対絶望少女」全て大好きで、この最新作も期待していたが、リリースされた1月頃は音楽活動に特に身を入れている時期だったため我慢のスルー。
最近、友人に借りてようやくやれたのでした。

(以下はネタバレ含みます)

第一章を終えたときは、正直「う~ん」って感じで、謎解きもピンとこないし、主人公が早々と居なくなる展開もそこまで驚かなかった。
なので、第一章終わった時点でちょっとこの先やろうか迷ったんだよね。
でも、第2章、第3章と段々おもしろくなってきて、ヴァーチャル空間での殺人を題材にした第4章でヤバいくらいのおもしろさに。
第5章では、謎の多かった王馬が真骨頂発揮で大満足の出来。
マニアックな小ネタも相変わらずおもしろい。
「闘将!(たたかえ)ラーメンマン」ネタはツボに入りすぎてしばらく爆笑してた。よくあんなの放り込めるな。
ここまでやった時点だと、ストーリーや謎解きミステリーがとてつもなく高いレベルまで高まってしまったのがわかった。
これは最高傑作かと。

で、迎えました最終章。
ストーリーのまとめ方が壮絶にぶっ飛んでいて、途中戸惑いまくった。
メタ要素が激しくてプレイしていて「これ大丈夫なのかな?」と不安になるくらい。
巷ではクッキリと賛否両論あるようだけど、自分は物凄く良かったですね!!
もう、文句つけるところ一個もない。
なぜかっていうと、これ最後に突きつけるメッセージ性があまりにも自分好みなんですよ。
嘘やフィクションに対するロマンティシズムが爆発していて、それらを嘘とわかっていても、ときに信じないと現実はあまりに辛すぎるじゃないかというもの。
これは、アン・リー監督の映画「ライフ・オブ・パイ」からの影響でかいと思う。あのメッセージ性をゲームに落とし込みたかったんでしょう。
たとえ自己防衛手段だとしても、人は幻想をモルヒネのようにしていかないと生きていけない。
音楽、映画、ゲーム、それらは全てそういう一面を持っている。でも、それが美しいし、存在意義でもあるんですよ。
クリエイターは、自分の作ったものでなにかを変えられるはずだという思いを持って作品を世に出さないといけないと思う。
それらのサブカルチャーを軽んじて見る人達に、「音楽には人生を変える力がある」、「映画には人を救う力がある」、「ゲームには世界を変える力がある」というのを一切の躊躇なく言いたいと常時思っている自分からすると、これは凄く痛快でポジティヴなラストシーンだった。
ダンガンロンパは一作目の終わり方、「それでも僕達は外で出る!」というメッセージに感動して、それ以降全てのゲームの中のベストエンディングとして心に残っていたわけだが、今回のはそれと同等レベルの感動があった。ただ、ちょっと同じセリフの繰り返しがクドいところもあったけどね。もっとさり気なくてもよかったかな。
とはいえ、全体のシナリオなども含めるとやはりこれが一番おもしろかったかなー。シリーズ自体は別に続かなくてもいいと思うよ。
あと、今回は主人公がよかった。なんかかっこいいんだよね。いちいちキメのセリフの言い方とかが。そこもポイント高かった。

とにかく本当に良かったですよ。
今回のダンガンロンパをやって、小高和剛さんは心から信頼出来るゲームクリエイターに思いましたね。


【其の四】「ニーア オートマタ」/PLAYSTATION 4

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「ニーア・オートマタ」/PLAYSTATION 4

(プレイ時間:28時間 / ABCDEGPエンド:クリア)

(以下の文章はネタバレ含みます)

一応、最後までやりましたが・・・。
3周目は物語が終焉に向かっていくので今までで一番盛り上がってはいる。
が、Eエンドまで終えた今、率直な感想としては・・

2017年にやったものでぶっちぎりのワースト1です、残念ながら。

先に良かったところだけあげると、2Bのニーハイブーツのレザー感、手袋のスエード感だけはよかった。
はい!全編とおして良かったところ、以上!

ゲーム性
ゲーム性が酷いのは過去記事でも触れていたとおり。
ただ、巷で評判の悪いハッキングシーンのゲームは後半緊張感があっておもしろかった。
これは自分のシューティング好きとマッチしたところもある。

ゲームならではの表現でストーリーを語る志は良いが、プレイヤーにひたすらストレスを与え続けるのはどうかと思う。
終盤、9SとA2が交互に切り替わって別々の場所で戦うシーンがある。この切り替わりがあまりにも早すぎて片方の敵だけが中々死なないというのはキツかった。
戦闘は基本、作業プレイでしかない。難易度上げてもレベルデザインが雑すぎるのでやる価値があるとは思えない。

ストーリー
これこそ酷い。
ここでのベースとなっているSFは手塚治虫と、藤子・F・不二雄と、攻殻機動隊と、エヴァンゲリオン、それらの表層だけを剥がした薄っぺらいもの。
あのね、SFって現実離れしているファンタジーを見せるんじゃないんだよ。
未来感のあるパーツは現実の比喩としてのメッセージがあるから深みが増すんですよ。
スタートレックの60年代にやっていた初期テレビシリーズの「宇宙大作戦」なんて、全部そうだよ。
果てしない宇宙の中に点在する異文化が衝突や交流をしたときに新たな発見や驚きがあって、それで自分達が成長するからSFにはロマンがある。
この作品はSFなのに世界がメチャクチャ狭いんですよ。
テーマ性もない。この作者は「2001年宇宙の旅」とか観た事ない人だよ。

この物語を好みな感じにするのであれば、人間の思考に近く進化していったポッド達がアンドロイドと機械生命体に代わる新たな世界の覇者になっていく感じにするのとか。まあ、若干「火の鳥」的ではあるがw
ポッドの扱いが、最後主人公達への救済のためだけというエモーションに終始しているのもやはり小さくまとめているなと思うんだよね。

ちなみに物語クライマックスで語られた真相は、前作「ニーア・ゲシュタルト(レプリカント)」のあとの話が今作だった事。
ポポルとデボルが出ていたとはいえ、完全につながっているとは思わなかった。

音楽
ん~、この作品だけで初めて触れた人はこの音楽を良いと思うかもしれないけど、シリーズやっている人間からすると、前作の評判によりマーケティングで作られたもの以上は感じなかったな。そのせいか1曲1曲が前作よりも印象的でない。
エンディングテーマなんて、アレンジでごまかされているけど、AKBとかの集団アイドルが歌いかねないものにしか聴こえなかった。

演出/アイデア
最後にハードディスクからセーブデータ消去も前作に続いてまたある。
でも、物語と密接に関係していた前作と違い、今回は必然性を感じない。前作でインパクトがあったから今回もまたやりましたといったところ。

一見して奇抜なアイデアはたくさんあるが、どれも「どう?こんな事考えてる俺っておもしろいでしょ?」という作者のひとりよがりにしか思えない。特に今作はありきたりなものが多すぎた。カルト宗教とか臆面もなく・・。
前作や、DOD3は、それが気にならなかったのはおそらく作者が自分の作りたいものを純粋に作っていたからかもしれない。
今作はやはりマーケティング臭が強すぎるのが個人的に強烈な拒否感になっているのかもしれない。

総評
恥ずかしいようなアイデアや作風に敢えてのっかる楽しさというのがなかったのが残念。ヨコオタロウ作品はそこがよかったのに。
主人公の2Bがウケたのか、セールスは良かったようだが、「DOD1」、「ニーア・ゲシュタルト」、「DOD3」とやってきた自分としてはもっとも出来の悪かったヨコオ作品に思ってしまった。
荒削りだけど、ゲーム(レトロゲームも)に対するひたむきさと、誰も見た事のないものを作ってやる!という衝動性が詰まっていた過去作とは似て非なる、マーケティング優先で進行した中身のない作品になってしまった。
磨けば変わったかもしれないだけに本当に残念。

でも、やって損したとは思ってません。
自分の周りでこれをプレイした人はたくさん居るので話題には事欠かさない事もあるので。
そこも含めてゲームって事ならよかったのかな。
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DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
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