実は楽器に憧れている/ピークスの日常

自分は満足に出来る楽器というのが基本的にない。
ないくせにバンドやったり、バンドの曲作ったりしている。
その代わり、ビートメイキングは長年やっている事もあって、イメージしたものを具現化するのは多少慣れているところはある。
とはいえ楽器、特にメロディを奏でるものがなにも出来ずに作曲するというのはハンデがあるというか、あまり効率的でないのかなとここ最近になって思ってきた。

少し前に俺こん(俺はこんなもんじゃない)のリーダーの狩生君と話していて、あれだけ音のボキャブラリー豊富な俺こんも始めた頃は音楽理論とかほとんど知らずに作っていたらしい。ちなみに今もそんなに意識せず作っているとか。
感覚だけであれを作れるのも凄いが、考えてみたらSynthezoeyのMasiaだって音楽理論知らなくてもジャズとかが好きっていう感覚だけで手弾きのいい感じのフレーズを作れたりしている。Masiaはギターが出来たりってのもあるかもしれんけど。

まずは、理論よりも感覚で作れた方がきっと作曲もより楽しいだろうなという幻想がある。
自分は出来ない代わりに、音楽学校で習っている知識をフル活用して音のベーシックな部分からひとつずつ組み立てていく。
いきなり感覚的に鍵盤を弾き出す事はしないね。
音楽理論は楽器が出来ない事への自分なりの武装になっているところがある。それって、以前はそのコンプレックスをサンプリングアートで補っていた部分。結局コンプレックスって取れないものなんだね。それに対しての足掻きというか、代わり、ライムスター流に言うならK.U.F.U.って事。
ただ、サンプリング・アートはカウンターカルチャーとしてわかりやすいかっこよさがあるが、音楽理論はむしろインサイド寄りのものとして認知されているので、音楽理論=クールとはならない・・と思う。
だから、音楽理論を習っていてもありきたりなものを作っていないですよという証明のためにバンドでヤバい曲をやってくしかないんですよ。楽器が出来ないというだけで自分の音楽的な素養なんて脆弱なもので。サンプリングでしか作れなかった頃よりほんの少しレンジが広がった程度だよ。
でも、そういったコンプレックスが創作意欲につながっているなら絶やさないのも悪くないのかもしれないし、意外と楽器が出来る人だって、うまく作曲に活かせないコンプレックスがあったりする人も結構いるんじゃないかね。

変に低いレベルで満足してしまうのが一番よくない事だから、コンプレックスは大切にしましょうという事で。




ツインピークスの新シリーズが素晴らしくて、ついでに昔のシリーズも観直している。
最終話で無理やりリンチ節全開にして終わらせた感があるものの、その裏ではツインピークスの街で変わらぬ日常が続いていく。不穏な部分も多いに残しつつも魅力的なキャラはまるでこの世のどこかに実在しているんじゃないかという位、人間味がある。
シュールレアリスムな部分に注視されがちでも、実はこの淡々としていてどこか不穏な日常というのがこのシリーズ一番の魅力だと思う。シェリー可愛すぎてマジ好きだし。
少し前、森田芳光監督の長編デビュー作、「の、ようなもの」を初めて観た。
これはツインピークスよりも遥かに全然事件らしい事件は起こらない、淡々した日常が描かれている。
終盤、人との別れがあったりするが、それでも人生は続いていく。ビアガーデンのシーンとエンディングテーマでは理由はわからないが感動している自分がいる。
自分はロード・ムーヴィーが好きなのもどこか関係しているように思う。
ゲームだと、PS3の「BEYOND TWO SOULS」が近いテイストだった。あれはゲーム史に残る名作。
大人になるほどに味わい深い作品ってあるよね。



本日のグッドミュージック
QUEENS OF THE STONEAGEの新作「Villains」より。2017年作品。
最近の新譜でもっともハマっている。今年ベスト級のアルバム。
実は今までQUEENS~はひとつも良いと思った事がなくて、今回初めてガツンときた。
今まではストーナーマナーのようなものがかえって音に閉塞感を与えてしまっていた。それが好きな人は良いのかもしれないが、自分はあまり受け入れられなかった。ついでにVoのクリーントーンでの歌唱により歌メロもグランジ以降って印象から逸脱しなくて今更感が拭えなかった。
が、今作はマーク・ロンソンをプロデュースにしたのが良かったのか、それらを全て俯瞰したメタ的要素もあって非常に素晴らしいものになった。
歪みすぎないのにストーナー感を維持している奇跡的な音のギターを始め、THE DOORS風の曲も堂に入っている。
良い意味でポップセンスを感じるのもマーク・ロンソンの力なのか。
とにかく今一番聴いているアルバム。
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ベイビー・ドライバー超やばし!!

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エドガー・ライト監督の最新作「ベイビー・ドライバー」を観に行ってきました。
2ヶ月位前から上映を心待ちにしていた一本。
だけど中々タイミングがなくてね。やっと観られました。

主人公ベイビーは、過去に事故を起こしてから耳鳴りが止まらなくなった。
それ以降、常にiPodで音楽を聴きながら日常を生きている。
自分の好きな音楽を好きなタイミングでかける事で、天才的なドライヴィングテクニックを発揮。
強盗の逃し屋として超腕利きという設定。

これがもう、超絶に良すぎた!
先に観ていたダースに「君は好きすぎて死ぬ可能性があるよ」と言われたんですが。
たしかに上映中何度か死にかけたw
それくらいヤバい。音楽好きのであればあるほど特別な映画になる。
冒頭のジョン・スペンサーの「ベルボトム」かかるところだけで悶絶しながらアガった!
ここのきてエドガー・ライトの才能がついに覚醒したか。
ぶっちぎりの最高傑作。今年観た映画でもトップクラス。
今年一位は、これかロシアのアクション映画の「ハードコア」か。
ちなみに自分は、主人公のベイビーと同じiPod Classicを使っていて、イヤホンも同じなんですよ。
観終わって劇場出るとき、iPod聴いているだけで自分が超イケてる人間になったようだった。

間違いなく今、劇場で観ないと後悔する一本。
この映画が良すぎて、ここ2ヶ月位に観た映画全部忘れたよw

モス野菜バーガーのポテンシャル

モスバーガーに「野菜バーガー」っていう、あんまりみんな頼まないようなマイナーなメニューがある。定番メニューであるにも関わらず。
オーロラソースを使っている事もあってか、これがマクドナルドのビッグマックに味が似ている。
どころか、ビッグマックより美味いんだよ!
なので、数年前から極上のビッグマックとして、ビッグマックが食べたくなったときにこのモスバーガーの野菜バーガーを買ってくるようにしているんだけど、この「モスの野菜バーガー、ビッグマックの美味しい版」説を言っている人がこれだけ広大なネット世界にひとりも居ないのはどういう事だ?俺が第一発見者でいいのか?
騙されたと思って、ビッグマックの美味しい版として、モス野菜バーガー食べてみてほしい。その後ずっとそういう味に感じるから。
これは、20年位前から俺が提唱していた、「ポカリスエット、実はスイカの味」説にも言えた。
これも、一度ポカリ飲んだときに「これスイカの味!」って思うと、残りの人生ずっとポカリがスイカの味に感じるはずなんだよ。
と、思ったらこれはネットで検索すると出てくるねぇ。でも俺は20年前から言ってたよ( ̄ー ̄)ニヤリ
次は野菜バーガーの時代が来る・・・。



本日のグッドミュージック

Tyler The Creatorの新譜が良い!アルバム「Scum Fuck Flower Boy」(凄いタイトルだ!)より。
2010年を越えてヒップホップの音楽的拡張性はさらに凄い事になってきている中、拡張しつつも安定したものとして現時点で最高峰レベルでは?
やりすぎじゃない絶妙なさじ加減がわかってきたのかも。今年屈指の名作。



メタルで最近発掘したのがこれ。
スウェーデンのSTEELWINGの2012年のアルバム「 Zone Of Alienation」より。
現在、オールドメタルを意識してやっている若手は数多いるとはいえ、こんなにニッチなセンスにまでしなくても・・。
いや、俺は大喜びですけどね。
このアルバムで見受けられるのは、わかりやすいところだと「Somewhere In Time」の頃のメイデンとかなんだけど、今回ピックアップした動画の曲だったら、初期HEAVENS GATE(In Controlの頃)的だし、曲によってはSCANNERっぽかったりするんだよ!ヤバイですよ。
そして、これの次のアルバムで、全編マーシフル・フェイトみたいな事やって煮詰まったのか、解散しちゃう。
まあ、演奏とか微妙なのでもうパンパンだったのかもしれない。でも、このひたむきさだけを爆発させているところは個人的に凄く好感持てます。YouTubeで試聴して即買っちゃったからねw

トランスフォーマーやツインピークスなど

「ツイン・ピークス」の新シリーズが素晴らしすぎるので、過去のシリーズもまた観なおしている。
たしか、自分が10代の終わりの頃、レンタルビデオ屋でバイトしてたときに知ったのがこのシリーズだ。
やたらとOLみたいな人達が借りていくので、ふと自分も借りてみてみたら「こんなマニアックなものをみんな観ているのか!」と驚いた。
久々に観てみるとやっぱりおもしろくて、人物関係が把握出来たあたりからハマってくる。
赤い部屋の印象が強すぎて毎回最後に出てきていたように思ってたけど、意外とそんなに出てないという。
一番の魅力はこの舞台となっているツインピークスという街だね。森に囲まれた閉塞した感じ。平和の裏で不倫が横行しているところとか、リアルで。
なんか、数年前に観て数話でやめていた「ヘムロック・グローブ」というドラマも、もう一回観てみたくなった。今思えば結構おもしろかったような。あと、気になっている新しめなドラマは「アメリカン・ゴッズ」か。




音楽とゲームの両立って、時間的なものよりも精神的なものの方が難しい。
音楽をやっている人間にも色々なタイプが居て、バンドで提示された楽曲を粛々とこなすのと違って、自分が楽曲を作ったり歌詞を書いたりするとやはり身を投じて入れ込まないとクリエイト出来ないところがある。
だから、音楽制作が佳境な時期にやるゲームはなにをやっても身が入らない。こういうときにスマホとかのライトなゲームをやっている習慣があると違うのかもなー。
今年は前半にSynthezoeyのアルバム作りとVARRISPEEDSの新しい方向性に注力していた事もあって逆にゲームに打ち込めなかったのが最近は逆転して、ゲームが絶好調。
でも、Syntheozoeyの新曲の歌詞作りがまた始まったりしているので、どこかでまた逆転させないとなー。
途中まで書いた歌詞のメモを紛失するという失態でまた一から書き直さないといけない、正直萎え萎えな状況からの奮い立たし中です(苦笑)。
ゼルダ終わったらちょっと切り替えるか。



トランスフォーマー 最後の騎士王」が結構おもしろかったよ。
このシリーズ、全部観ているけど、劇場での睡眠タイムがなかった事が一度もないw
でもなぜか好きで観ちゃうんだよね。マイケル・ベイって監督はなぜこんなにも映画をハイカロリーにしないと気がすまないのか?
そして、なぜこんなにも音楽に対する愛がないのか?
徹頭徹尾貫いている姿勢はここまでくると清々しい位で。
それでも、終盤のバンブルビーとか目頭が熱くなるものが。やっぱり好きなんですね。




本日のグッドミュージック

一十三十一の新作「Ecstasy」より。2017年作。
やっぱり素晴らしい一十三十一。
個人的なキラーチューンがいつもより希薄かな?とも思ったけど、これから味が出るかもしれない。



ものんくるの3rdアルバム「世界はここにしかないって上手に言って」より。2017年作品。
今までのものんくるは、日本語のリズムの構造が固くて、言ってみればちょっと古くさかった。
確実に日本語ラップのイントネーションをポップスへと入れた宇多田ヒカル以降のベーシックからややハズレている感じは、懐かしさという点では良かったかもしれない。大貫妙子を彷彿させたりして。
でも、今回はそこを現代的に意識したのか、かなり日本語のリズムが良くなっていると思います。
普通に心地よいポップスとしても聴ける傑作に。



Corneliusの新譜「Mellow Waves」より。2017年作品。
正直、初めてコーネリアスをここまで良いと思った。
11年ぶりの新作の1曲目はR&B。
現代の音楽の中で最も先鋭的でクリエティヴなものは間違いなくR&B。音楽やっていてこれが理解出来ない人間は正直全然ダメだと思う。
そこのアンテナの張り方はさすが小山田圭吾って感じですね。
こんな曲は1曲目だけだったけれど。

暑いときに熱いやつを聴く

ライフ・イズ・ストレンジ」を日本で実写化した場合、主人公マックス役は、島崎遥香がハマり役だと思うが、マックスも島崎遥香も同じ苦手な雰囲気の女なので、いっそ本田翼がやってくれたら少しはマックスを好きになるような気がする。
などとボーっと考える日々。

巷では「スプラトゥーン2」が当然のように大フィーバーですね。
電車移動のときSwitchを必ずプレイする、愛好家の端くれとしても一応発売日には買いました。
でも、数マッチやって「うん...」って思ってとりあえずやってないんだよね。
今はゼルダにどっぷりすぎて、どうにも他のゲームに身が入らない。マジでだいぶ惚れ込んでます。プレイしていて感心しっぱなしですよ。
他機種とのマルチタイトルだったき、Switchでやるのってかなり価値が高いんじゃないかと思ってる。
それだけで無駄に色々欲しくなるんだよ。こんなハードはXBOX360以来か。
ディスガイア5」なんかもSwitchでなら久々にやってみたいなと思ってしまった。マジで買うかも。



本日のグッドミュージック

最近はメタル系でドドっと良作が出たのでまとめて紹介。

まずはぶっちぎりにヤバかったこちら。
正統派メタルの新たな名盤と間違いなく言える
MEAN STREAKの「Blind Faith」から。2017年作
捨て曲マジで、無い。
買うしか、ない
これ、最上級の褒めた例えなんだけど、かつてのドイツのパワーメタルバンド、STEELERを彷彿させてくれる嬉しさなんだよ。
もちろん、STEELERよりも断然クオリティは上ですが。



スラッシュ/ハードコアならこちら。
一枚も駄作を出した事がないMUNICIPAL WASTEの新譜「Slime And Punishment」から。2017年作。
相変わらず、スラッシュとハードコアの掛け合わせのバランスが見事だよなー。



ART NATIONの「Lieration」より。2017年作。
自分のメタルの嗜好はイナたい音だと思われそうですが、実はこういう若手の音も好きです。
実はちゃんと古いハードロックへのリスペクトも入っているし、現代的なポップスとしても聴ける。
こういうのをオールドメタルファンもちゃんと評価しないと。
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10/11(金)阿佐ヶ谷 Yellow Vision
11/11(土)鶯谷 What's Up
12/30(土)立川 A.A.Company
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DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
↓のメールフォームよりメッセージをください。

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