「ブラックミラー」シーズン1~4 全19話

bl161217blackmirror1w960.jpg


「ブラックミラー」シーズン1~4 全19話 Netflixで鑑賞。

数年前、自分がNETFLIX加入直後にシーズン1のみ配信されていたこの作品。
当時読んだドラマガイド本で、「後味が悪くなる一話完結物語」、「大人版世にも奇妙な物語」などという触れ込みに惹かれ、一話目と二話目を鑑賞。バッドエンド&バッドテイスト好きであるうちの奥さんと一緒に観て、評価はかなり高いものだった。
が、その後タイミングが合わず気がついたらシーズン4まで出ていた。
で、このシーズン4の一話目「宇宙船カリスター号」がとにかく凄いという評判を方々から聞いたのを機にちゃんと全部観てみたのでした。

一話完結で、監督もそれぞれ違ったりする事から当たり外れがないとは言えない。
が、総じてこのドラマ最高です!!つまらないと思った話は一個もなかった。
近未来を舞台にしているものが多いので、SNS全盛の現代の行く末を思い切りシニカルに描いたものも多い。技術が発達して、脳のデータをクラウドにアップするとか、スマホ的なものを眼球に仕込んで、観ている風景を録画、そしていつでも再生出来るとか。
どちらかと言うとSFファン向けのものも多い。そういう人の入り口としては、巷で言われているようにシーズン4の一話目の「宇宙船カリスター号」がいいんじゃないかな。
これ以外で自分的に良かったエピソードは、
「サン・ジュニペロ」、「ホワイト・クリスマス」、「人生の軌跡のすべて」、「アークエンジェル」とかかな。
それぞれ違う味わいだけど、これからはガツンときたね。「DTはこういうのが好きなのか」ってあとで思ってもらえればw
特に良かったのは「サン・ジュニペロ」。これ連続で3回観ました。あまりに良くてこれだけを題材にして歌詞を書いてしまったほど。

シーズン1は全3話。シーズン2は全4話。シーズン3と4はそれぞれ6話ずつまで増えた。
たぶん口コミで人気出ているんだと思う。シーズン4ではジョディ・フォスターが監督脚本なんかもやったりして。
続くシーズンが待ちきれない位楽しみですよ。
スポンサーサイト

「ゲーム・オブ・スローンズ」 シーズン1~3 全30話

20170120080037.jpg

「ゲーム・オブ・スローンズ」 シーズン1~3 全30話 huluで鑑賞

禁断のシリーズについに手を出してしまった。
それというのも、去年末位になにかの記事で、「最終シーズンに備えよ!」とか書いてあったのを見たので、ストーリーが完結するタイミングで観ればベストじゃないかと思ったのが理由。
ところが、先日シーズン1を観終えたあと調べたら最終シーズンであるシーズン8の放映は2019年だとか。
なんてこった!絶対それまでにシーズン7まで見終えてしまうぞ!w 結局物語のおあずけ食らうのか・・と、思った。
が!これはコアな海外ドラマファンから「ゲーム・オブ・スローンズだけは別格」という位置づけをされているだけあって、物語が非常に重厚なんですよ。つまり、一回観ただけでは人物関係ですら完全に頭に入ってこない位の情報量。基本的には何度も観返すつくりになっている。そういうところはアメコミにも近くて自分に向いているのかも。

ファンタジーの世界が舞台という事で、最初は「ロード・オブ・ザ・リング」みたいな内容かと思ったら全然違っていた。
中世のリアルで荒廃した世界の中、人間の欲望や謀略が渦巻く人間ドラマとなっていた。
アクションよりも会話シーンが中心で、その機微に酔いしれるだけでも大人向けといえる。
HBO制作なだけあって倫理的にもかなり振り切ったものになっていて、女こどもを容赦なく殺し、奴隷兵士の去勢、王族の近親相姦、同性愛は横行している。貧富の差どころか、身障者に対しても差別的な扱いをする酷い民衆。これを日本で作るのは絶対に不可能なレベルでしょう。
これら刺激の強い要素は飛び道具としてではなく、この非情な世界を構築するのに必要不可欠で、決してボンクラが安直にハイになるためでない。凄い事にそれらがしっかりと品位を持っているとさえ思える。それくらいドラマの完成度が高い。
そこそこ刺激には強い方の自分でも、このゲーム・オブ・スローンズはあまりものマゾヒスティックな内容に数年前一度挫折してしまった。たしか3話目位でダメだったと思う。
今ならと思って、再トライしてもその圧倒的な理不尽さと非情さには慣れず、「キツイわ~・・、こんなにキツいの我慢してドラマ観るの、おしん以来だわ」と俺自身が死にそうになりながらも鑑賞を続けていたわけだが、シーズンを重ねてもこんな世界を生き抜いていく人達には魅力を覚えていくわけで、あの人達の行く末を見守らずにはいられなくなってくる。
映画評論家の高橋ヨシキさんがなにかの記事で、「映画を観るという行為は共犯者と同じような立場で、うしろめたさのようなものも同時に感じるもの」という発言をしていた事も思い出した。これは正にそのとおりの内容だと思う。

このゲーム・オブ・スローンズは群像劇なので、かなりたくさんの登場人物がいるが、その中でも自分の好きなキャラを何人か挙げてみよう。

○デナーリス・ターガリエン
暗殺された「狂王」ことターガリエン家の最後の生き残り。ドラゴンの血をひく家系。
とにかく見た目が可愛い!!数奇な運命に身を任せるだけの弱かった女の子が、数百年前に絶滅したドラゴンを自らの力で孵化させたところからたくましくなっていく。
こんなに清楚で可愛い見た目なのに、ヌード姿や濡れ場を惜しみなく出す身体の張り方も好感が持てる。

○ジョン・スノウ
主人公達の一家ネッド・スターク(ショーン・ビーン)の落とし子。城に居られなくなり、この世界の所謂左遷的場所である、壁の万人ナイツウォッチに自ら志願する。
壁の向こうにいる野人との交流を経て人間的に成長する様が良い。あと、GOTの中で最も男前。

○ティリオン・ラニスター
このドラマの最も中心的悪であるラニスター家唯一の良心。
小人症でありながらも卑屈さはなく、超インテリな指向で難を突破する。それでいて娼婦大好きという一面があるのも良い。
このドラマのキーパーソンのひとり。

○シリオ・フォレル
アリア・スタークの剣の師匠。
出番はかなり少ないのだが、凄く印象が強い。しかも、死んだのかどうかが現在観ているところまでその消息がわからない。

○ジェイミー・ラニスター
シリーズ序盤では胸糞悪くなる外道だったが、捕虜になって帰ってくるまでの間にその人間性が深く掘り下げられ一気に魅力的なキャラに。
今見ているシーズン4では髪も切り、かなり真面目になってしまったが、あの軽口をまた見てみたい。

○ヴァリス
こいつですよ!こういう何考えているのかずっとわからない狸みたいなキャラがこのドラマを不穏にさせている立役者。
たぶん今後もかなり時間かけてこいつの素性がわかっていくのだろうな。


と、まあ、わりとベタな人気キャラも含めてこんなところ。
このドラマの特筆したいところは、人気ドラマで起こりがちである露骨な延命措置を一切感じない事。それでいてテンポも悪くない。
とにかく彼らの行く先が気になってしょうがない。
しばらくはこのドラマ以外観られないでしょう。
ダースから「オルタード・カーボン」とか「マインド・ハンター」とかいっぱいオススメ受けてるんだけどな。もうしばらくはちょっと無理かな^^;

「Channel Zero キャンドル・コーヴ」 全6話

20160920095025.jpg

「Channel Zero キャンドル・コーヴ」 全6話 huluで鑑賞。

Netflixに押され気味のhuluもオリジナルドラマでかなり惹かれるやつが登場。

1980年代に放送されていた「キャンドル・コーヴ」という気味の悪い子供番組。当時この番組を見た子供が失踪するという事件が発生していた…。時を経て、久しぶりに故郷に戻ったマイクは、ある事件をきっかけに古い記憶が呼び起される。少年時代に経験した恐ろしい体験と向き合い、未だ捕まっていない犯人を探っていく。

おおー!これは中々ツボの予感!スティーヴン・キングの「イット」とかにも通じるものを感じるぞ。
・・と、思って観てたら予想していた感じとは違った。
先に観ていた「ストレンジャー・シングス」のようなホラーテイストと少年同士の可愛い友情みたいなのとは真反対のもの。
ゴリゴリのサイコホラーでした。
とにかく生理的に、いや~な感じが続くんですよ。子供が重要な要素は変わらずともかなり倫理的にスレスレのところがあって、子供が大人を惨殺する。ナイフでサクサクサクサクみんなで寄ってたかって刺したり。そういうホラー映画も昔はあったが。
そもそも、(↑)の画像のちょっと不気味なキャラ、これ実は子供から抜いた歯が全身に着いているというもの。ゾっとするでしょ。

「ストレンジャーシングス」がカラっとしたホラーなのに対して、こちらは湿度高めのもの。あまり情報がないのでわからないが、ヨーロッパの作品のような質感。
期待とは違ったものの、これはこれでかなりおもしろい。観てる最中どう考えてもハッピーエンドになるとは思えなかったが、その期待にも応えてくれる。非常に冷たく悲しいラスト、それでいてイマジネーションを喚起させるところは良いと思う。
これでシーズン2が作れるのだろうか?そんな終わり方。

掘り出しもの的に良かったが、惜しむらくは主人公の顔や人格があまりにも辛気臭すぎるところ。
なんか、感情移入出来ないんだよな。この主人公のせいでドラマ自体がマイナー感強めている。そこだけが残念。

これだけ色んなタイプの海外ドラマが出ている中、まだ誰もやっていない80年代の冷たくシリアスなホラー映画の質感を継承しているオリジナリティは良い。「チェンジリング」(イーストウッドのじゃなくてね)とか、ああいうの。

「ストレンジャー・シングス」 シーズン2 全9話

crop.jpg

「ストレンジャー・シングス」 シーズン2 全9話 Netflixで鑑賞。


80年代を舞台にし、少年達のファニーなやりとりとホラー感を加味したスピルバーグマナーが最高にツボだった前作から、待望のシーズン2
正に、シーズン1のエンディングから続く。鏡の前で異世界の生物の幼虫を吐き出したウィルはそのあとどうなったのか?

今回は裏の世界へ行ったりきたりが多い。物語の核となるシリアスな部分は変わらずここで、街や仲間を救うため皆で力を合わせ奮闘する。
今回特に良かったのは、ナンシーのボーイフレンドのスティーヴ。
シーズン1までは、マイクやウィルの兄貴のジョナサンをいじめる嫌なやつだったが、今回はマイク達と力を合わせて一緒に戦う。これ、大好きな展開です。不良(しかも上級生)がナードと手を組む瞬間。やはり製作者はわかってらっしゃる。
これは、かつての名作学園ドラマ「フリークス学園」で、不良の上級生がナード達のやっているダンジョンズ・アンド・ドラゴンズに交ざって遊ぶシーンのようなカタルシスがある。

そして、エンディングのダンスパーティーのシーン。これがまた最高!どんだけこのてのツボを理解しているのか!
今じゃ定番とはいえ、俺は20年位前から言っている「シンディー・ローパーのTime After Timeが流れる映画にハズレなし」。これが最後に爆発。泣きそうになる。
これまた「フリークス学園」の第一話のダンスパーティーシーンを思いだした。あれはSTYXの「Come Sail Away」だったが。あー、なんか「フリークス学園」観たくなってきたなw

微笑ましいだけではなくて、ちゃんと怖いシーンは怖い。もちろんこれもスピルバーグマナー。
今回初めて登場するジョイス(ウィノナ・ライダー)の彼氏ボブ。小太りのいい人キャラで、わりと序盤から死にフラグが出ていたわけだが、これがまた凄惨すぎる死に方をする。
残酷さと可愛さの表裏一体、これは自分が考える良いジュブナイル映画の鉄則だと思ってる。去年公開された「イット-それが見えたら終わり-」もしっかり踏襲していて最高だった。

シーズン1を観たときのような驚きはさすがにないけど、続編としては申し分ない出来。さすが。
この調子でずっと続けてほしい。

ナルコス シーズン1~2 全20話

1176096_300.jpg

「ナルコス」 シーズン1~2 全20話 Netflixで鑑賞。

(いくつかのネタバレ含みます)

かつてのコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの伝記的な物語。
舞台は70年代から始まる。
特にパブロ・エスコバルについて名前位しか知らなかったが、のちのメキシコの麻薬戦争は関連映画や本などで触れていたので、そのエグさ、残虐さはある程度理解していた。そして、それらは自分的には大好物の題材でもあった。
今回、ダースに「これ絶対観た方がいい!」と猛プッシュしてもらったので観てみたが、これは相当ヤバい内容ですよ!
今まで観た海外ドラマの中でも破格のヴァイオレンス性、そして全編に漂う濃厚なノワール感。これはあまりにも好きすぎる!

このドラマの成功している点はまず、パブロ・エスコバル役の俳優が堂に入りすぎていて、もはや本人も超えてしまっているところ。
無表情に見えて、ほんのちょっとした感情の機微を画として見せられるところに毎回ゾクゾクさせられます。
そんなパブロにも人間的な一面がある。自分の家族への愛は惜しみない。息子と遊んでいるテレビゲームがメガドラの「ベア・ナックル」だったのもよかったw まあ、自分の家族のために相当外道な虐殺もしてしまうわけだが。
特に良かったのは、シーズン2の最終話。死んだ従兄弟のグスタボが幻覚として現れ会話するシーン。これはパブロの人間性の最も弱い部分が出てきて泣けた。もうそのあとの展開が悲劇しかないのがわかるだけに。

主役のDEA捜査官のマーフィーと相方のペーニャもハードボイルドな感じで最高。
マーフィーの気だるい口調のナレーションも雰囲気がある。
毎回ドラマのイントロテーマが流れるところで実際の写真や映像が出るんだけど、それを観てもマーフィーとかは比較的イメージの近い人にしているんだよね。

さらに凄いのは、実在の事件と同じ服装でドラマが展開する事。
エスコバルを射殺するシーンも実在の写真が出てきて、まったく同じ服をみんな着ていた。この徹底したこだわり!

この麻薬戦争っていうのは、政府とパブロのカルテル、さらに途中でペペ・ロペスというもうひとつのカルテルの三つ巴による血みどろの戦いになっていくわけだけど、政府側もヤバい人材とか入れるんですわ。
アメリカから来たカリージョ大佐ってのが凄いマッドで、マフィアの下っ端を拉致したら、少年だろうと撃ち殺す。拷問するときは、上空に上がったヘリの中。口を割らないやつを次々落としていく。これを政府側がやってるんですよ?
狂気には狂気で対抗。やばいですね。

とにかく、全編に渡って不安を煽る演出を貫いている。ノワールものとしては、映画を含めても中々ここまでのものはないように思います。
大きく物語が変化するであろう、シーズン3をこれから観るのが楽しみだ。
Live Schedule
7/14(sat)鶯谷 What's Up
8/22(wed)秋葉原 Club GOODMAN
Profile

DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

現在、某音大の理論中等科在学
同学校のビートメイキング課でラップ担当

SONY MUSIC ARTISTS内レーベルTABOO所属

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
↓のメールフォームよりメッセージをください。

plugin by F.B

最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
COUNTER
リンク(音楽関係)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Twitter
 
Video 006
「ダブルドラゴン・クルーのうた」
DTchainsaw feat. DARTHREIDER
Sound 002
「Malformed Funk」
Synthezoey
発売中
a0173182875_10006.jpg Masiaのアルバム「Old Paint Box」に1曲ラップで参加。 Bandcampにて発売中
Video 005
「タイタンとの戦い(For Titanfall)」
/DTchainsaw
Sound 001
ダースレイダーのミックステープに参加
キン肉マンについてラップしてます
13:25秒あたりから
Video 04
In York We Trust
/VARRISPEEDS
Video 03
Bye Records(DTchainsaw Remix)/VARRISPEEDS
Video 02
「ベトナムでもキルでいこう!!」
/Psy-VOGUE
Video 01
「キルでいこう!! For BFBC2」
/Psy-VOGUE
facebook
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム