【其の一】「トゥームレイダー」/XBOX360

51ckEneWKLSL500AA300.jpg

トゥームレイダー」/XBOX360

(ストーリーモード:クリア)

このシリーズはPS1での一作目と360での「アンダーワールド」のみプレイ。
歯ごたえのあるパズル要素にウンウン唸りながらプレイするのが楽しい作品だった。
そんなシリーズも今作で作風を一新。かなり現代的なゲームとしてシリーズの再出発をしたと巷での評価も高かった。

始めてみると、操作性はたしかに現代のTPSベースになったかのよう。でも、助走つけてのジャンプの感覚とかはしっかりトゥームの感触になっている。

TPSっぽいのは動きだけではなく、敵との戦闘でも現代的なデザインに変わった。
今までのトゥームだと戦闘はおまけ程度だったが、今作ではしっかりとカバーして戦う事が重要。敵の近接攻撃を回避したときに出るQTEで反撃したりと、オーソドックスながらちゃんと爽快感のある作りになっていて、また新たなトゥームの魅力が備わったように思う。

逆に今までのような難解なパズルと進路確認の連続で、常に観察するプレイはやや減退。特にストーリーを黙々と進めていってしまうと、わりとあっさり終わってしまうかもしれない。
これらは、ストーリーと関係ない「シークレット・トゥームという所謂サブダンジョンのようなものをこなしていく事でちょうど良いヴォリュームとなる。「シークレット・トゥーム」は短い内容ながら、謎解きの難度は従来のシリーズ並の歯ごたえ。さらにクリアすると周辺のトレジャーマップなどが手に入るというメリットも。
さらに、拾得物系のやりこみも充実。ドキュメント、レリック、ジオキャッシュという3種類の宝がマップ上にたくさん点在しているので、これらを集めながらプレイする。
実は自分はこういったものをほとんどやりこまないタイプなのだが、このゲームは本当に良く出来ていて、先ほどのシークレット・トゥームなどをやる事で拾得物系の場所が各地域ごとに見られるようになる。これによって、未拾得の宝が確認出来る。
通常だったら、こういったヒントは難易度を大幅に下げかねないのだが、そこは立体構造のマップが売り物のトゥームシリーズ。「この上にたぶんあるんだけど、どうやって行くんだ?」「この壁の向こうにあるけど、どうすればいいんだ?」と言った悩ましいマップ構造に悶絶出来る。
拾う度に経験値が入るのも良い。レベルアップが重要なゲーム性なので、一見サブ要素でもその誘導が巧いなと感心してしまう。

本作はシークレット・トゥーム、そして3種の拾得物、さらに各地域のチャレンジをコンプしてこそ本作は無欠にも思える充実度をもった作品になる。まあ、自分はチャレンジは全部やりきれなかったけどね。
欲を言えばシークレット・トゥームの数がちょっと少ないのが寂しいかな。DLCとかでなくちゃんと本編でたくさんやりたかった。

舞台は、幻の大陸邪馬台国。
これは、日本とはまた別のところって事なのかな?まあ、古来の日本そのものですよ。古寺があったり。
このオリエンタルムードがまた凄く良いのです。途中でややファンタジックな展開になっているけど、それもまた良し。
中盤で、お城が大火災になるあたりのスペクタクルさは凄いテンションだったな。

想像以上に素晴らしい作品でした。今年上半期の作品だったら「The Last Of Us」と同率くらい。

ちなみに、買ってみるまで存在すら知らなかったマルチプレイも始めてみました。
これ、期待しないでやったせいか結構おもしろいです。しばらくはこちらでまた楽しめそう。
スポンサーサイト

新曲「In York We Trust」/VARRISPEEDS



VARRISPEEDSの出来たての新曲。と、言ってもバンドサウンドではなくて今回もトラックは自分製。
しばらくはこういった発表が続くと思いますよ。

リリックの内容は、昔から愛してやまない乳酸菌飲料について思いを馳せたもの。
ここでいう、「YORK」はトム・ヨークではなくて日清ヨークのことねw
こういうピンポイントに絞って歌詞を書くのは元々自分の持ち味のひとつだったけど、結構久々にやりました。ベトキル以来かな。

「Bye Records(Remix)」のときと違って、バンドサウンドでの原曲ではないのであまりトラックをロックっぽくする必要がなかった。なので、いつものファンキーさから一歩進んで、リズムの「揺れ」をややデフォルメ気味にしてみました。
こういう、足場自体が揺らいでいるようなレベルまでプログラミングをいじる事は今までなかったのだけれども、やはり黒人音楽を聴けば聴くほどこういったリズムの「揺れ」に深みを感じてしまうのですよ。
ただ、闇雲にズラしてプログラミングすると単なるニューウェイヴロックにしかならないのが難しいところ。自分の中のタイム感というのが本当に重要になってくる。
本当はFlying Lotusや、身近なところだとエウキット君がやっているレベルまでズラす事も一度はやってみたのだけれども自分的にいい感じに出来なかったので、とりあえず今回はこんな感じで。でも、中々おもしろいものになったんじゃないでしょうか。
ラップも、揺れているトラックに対して最初は真っ直ぐに乗せていたのだけれども、ここをチャレンジブルにしないと先へ進めないと思って、フロウも揺らいだものにしてみました。
まあ、自分的秩序が大体みてとれる出来になったのかなと。良くも悪くも。次回はさらにスリリングなところまで突っ込みたいね。

今回はニコ動の方にも久々にアップしてみました。
ゲーム系の曲ではないけど、観てくれる人いるのかな?


音源をダウンロードして聴きたいって人はSoundcloudの方で。
ニコ動でも音源をDL出来るけど、Soundcloudの方が高音質なので。


【其の一】「ファンタジーライフ LINK!」/NINTENDO 3DS

51X_8Ol1MxLSL500AA300.jpg

ファンタジーライフ LINK!」/NINTENDO 3DS

(プレイ時間:51時間35分 レベル41)

ここ10年程の国産ゲームの中でもトレンドのひとつが、「どうぶつの森」に代表されるスローライフ系。
自分は「どうぶつの森」は10年前に出たゲームキューブ版でしかやっていないので、このてのものはあまり通っていない方。「フェイブル3」は比較的そっちよりなのかな。まあ、どちらかと言うと、誰も傷つけない健全なデザインであるものが多いので、「フェイブル3」は違うだろ。性病が伝染るとか、国産ゲーじゃありえないからね。

そんな中でも、わりと評価の高かった「ファンタジーライフ」。
最初はスルーしていたけど、三ヶ月前にDL版半額セールをやっていたので落としてみた。

カジュアル層を意識したゲーム作りでは国内トップクラスのメーカーであるLEVEL5製だけあってチュートリアルが物凄く丁寧だし、洗練されたインターフェイスもさすが。
女子供向け感が全開すぎる作風は個人的にはマイナスだけれども、それでも導入部の巧さについついのめりこんでいった。

このゲームでは職業の事をライフと呼ぶ。
12種類のライフがあって、簡単に転職出来る。他の職業になっても別のライフの能力を使えたりと、時間をかけてプレイしただけ得られる恩恵が高いタイプ。これはスローライフ系では基本なのかな。
自分は、狩人、採掘師、木こり、釣り師、魔法使いの5つをやってみた。現在全てマスター。
戦闘向けではないライフでも、仲間を連れて行く事で直接強敵と戦わずにダンジョンの奥にある鉱石を掘ったり釣りをしにいけるという仕様のおかげで気軽に転職出来る。
自分はやはり直接戦闘をしたいので、狩人や魔法使いが楽しかったかな。特に魔法使いは始めたてのときとマスターになったときとの戦力差が凄すぎて育て甲斐があった。

ストーリーは本当にどうでもよい、人畜無害な味気ないものだった。ストーリーを追いながら楽しめるかというとそうでもないのが残念。それでいて、ストーリーを終わらせないと世界の全てが解除されないのが厄介。ボタン連打でメッセージを送って終わらせましたよ。
そして、このゲームはここからが本番。全部のエリアに行けるようにしたあとは、3つの街にファストトラベル出来るように各街に別荘を買う。が、これがとんでもない高額で、ルーラするのも楽じゃないよと。

このゲームにあるダンジョンはサブクエストでもない限り行く必要がない。
が、そこで手に入るアイテムがレアだったりするので、資金調達には欠かせない。敵も強い。
このへんの巧い割り切りが能動的プレイへの自然な誘導になっていて非常に感心した点。
能動的にプレイし始めると、ヌルいと思っていた戦闘も「もっと先へ、もっと先へ」といった気持ちで強敵と無理しながらでも戦ってしまう。女子供向けとか言ってすみません!

最後に複数人プレイの感想を。
これは、シングルプレイ時のインターフェイスの良さを期待するとかなりガッカリな印象。
例えば、「ファンタシースターオンライン」シリーズのように、パーティーでプレイするメリットがほとんどなく、「一緒に遊んだ、楽しい」以上のものがない。あくまでおまけレベルか。
基本的にはひとりで黙々と遊ぶために出来ているゲームだと思うな。

現在ちょっと小休止中だが、またそのうちに再開してまだやっていないライフでもやりたいな。
ブランクがあってもすぐに復活出来るのも本作の強み。かなりの良作だと思います。

【其の二】The Last of Us (ラスト・オブ・アス) /Playstation3

The Last of Us Box ARt

The Last of Us (ラスト・オブ・アス) /Playstation3

(難易度:中級クリア プレイ時間:21時間12分)

物語が「夏」から始まり「秋」、「冬」、「春」と章仕立てになっている。
章の最後には悲劇的というか、なんとも言えない気持ちになる展開で締められている。非情という言葉がピッタリくるような。
いかにもゲーム的な都合の良い展開がないところも製作者のこだわりを強く感じられて好きなところだな。

「冬」はエリーを操作する事になるのだが、エリーは体力も少ないし、ジョエルほどの戦闘力もないのでかなりの苦戦を毎回強いられる。物資もあまり入手出来ず作成能力もあまりないので、ここでは一番のサバイバル感があったかな。
ちゃんとステルスしていないと一対一の場面でも殺される。このあたりまでくると、基本的に近接攻撃をしてくる感染者よりも銃撃をしてくる対人戦の方が圧倒的に脅威になる。しかも人間はチームワークで襲ってくるからよりキツい。
物陰に隠れて近づいたら殴るって戦法だけでは切り抜けられなかったり。

物哀しい「冬」を超えた最終章「春」はほのかな日差しに開放感を感じる。
ここではほとんどが対人戦になる。特殊スーツを着込んでいるので顔面に当てないと何度も立ち上がってくる強敵。が、こちらには前章で手に入れたこのゲーム中最強の武器、火炎放射器がある!とにかくこいつを上手く使って切り抜けるしかない。

あからさまなボス戦がないのは、国産ゲームに慣れている人としては物足りなく思う人も居るかもしれない。
でも、できるかぎりリアルさにこだわった本作においては淡々としている展開でさえ味わい深いものになっている。ふと立ち寄って探索した家の中の部屋に貼ってあるポスターだとか、かつて住んでいただろう住人の生活感を常に想起させてくれたりして、こういった細かい作り込みが没入感を深めてくれる。人は居なくとも街にはちゃんと人が住んでいたのだと実感させられる。そこまで作りこんだゲームは今までなかったように思うね。

そんな没入しっぱなしで迎えたエンディングも、大団円といったものでは決してなく。
が、凄く映画的というか、最後に映るあるキャラの表情からなにを読み取るのかとか、プレイヤーに委ねるところなんかは非常にツボに入った。こんな品のあるゲームもあるんだな。作り手の志の高さに感動した。

こんなゲームをまたやってみたいね。
ライヴ・スケジュール
7/25(火)東高円寺 二万電圧
7/31(月)新宿 MOTION
8/11(金)立川 AA Company
プロフィール

DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
↓のメールフォームよりメッセージをください。

plugin by F.B

最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
COUNTER
リンク(音楽関係)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Twitter
 
ビデオゲーム・ライマーズ
Video 006
「ダブルドラゴン・クルーのうた」
DTchainsaw feat. DARTHREIDER
Sound 002
「Malformed Funk」
Synthezoey
発売中
a0173182875_10006.jpg Masiaのアルバム「Old Paint Box」に1曲ラップで参加。 Bandcampにて発売中
Video 005
「タイタンとの戦い(For Titanfall)」
/DTchainsaw
Sound 001
ダースレイダーのミックステープに参加
キン肉マンについてラップしてます
13:25秒あたりから
Video 04
In York We Trust
/VARRISPEEDS
Video 03
Bye Records(DTchainsaw Remix)/VARRISPEEDS
Video 02
「ベトナムでもキルでいこう!!」
/Psy-VOGUE
Video 01
「キルでいこう!! For BFBC2」
/Psy-VOGUE
facebook
再生履歴
週間ベストアーティスト
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム