【其の二】「ドラッグ・オン・ドラグーン3」/PLAYSTATION 3

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「ドラッグ・オン・ドラグーン3」/PLAYSTATION 3

(Aエンディング)

とりあえず、Aエンディングってのになった。
ラスボスのドラゴン戦がひどかったね。狭いフィールドで、柱が途中何本も立っているところでの戦闘。
目の前の柱が消えているのに、障害物判定があったり、敵の攻撃パターンがランダム過ぎたりという事もあって、わりと理不尽な難易度になっている。人によってはここで投げる人も多いでしょう。自分は30回位リトライしてやっと倒せました。
ホントにゲーム作りがヘタクソな会社だな。「出来ないならやるな!」って何回思った事か。
そこらへんは百も承知で始めたものなので、攻略動画とか見てなんとか倒した。

予想どおりそのまま終わる事はなく、時間軸の分岐の介在人みたいなのが出てきて過去からやり直し。はい、出ましたパラレルワールド。
このブログでも今まで何度か「今後、ゲーム業界はパラレル・ワールドは禁止にしてほしい。作りてにとって便利すぎるから」って事言ってたけど、まだ堂々とやるメーカーあるんですねぇ。
分岐と言っても今までのプレイによるフラグ立てってのではなくて、そのままストーリーとして続くという感じ。

まあ、ゲーム部分はおもしろいのでもうちょっとやっても良いかなと。
時間は森のステージに戻る。敵は強くなっているので、だいぶ戦略性が上がったかな。リトライ率が高くなった。
が、これはかなり良い事に思う。ゲームとしての歯ごたえが出た事によりリトライする度に多少なりとも対応策を練るのが楽しい。「これはゲームとしてかなりいい感じですよ~」と思ってきたあたりで、衝撃の情報を目にしてしまう。
Aエンディングのラスボスを倒すときに初めて攻略記事を見てしまったんだが、どうやらこのゲーム、あと2回パラレルワールドを巡って真のラスボスらしい。それはまだいい!でも、どうしても今後のプレイを躊躇してしまう情報として、最後の世界に行く前に全ての武器を揃えていないといけないらしい。このゲームは武器の価格が高く、1ステージクリアで一個買えるかどうか。最終ワールドの手前にいっても大概揃う事はなく、サブミッションをチマチマプレイして金を貯めなくてはいけなくなるとか。
これね~、「ニーア~」のときと一緒ですよ。このあからさまなプレイ時間稼ぎに辟易してやめたからね。
せっかくゲーム部分はおもしろいのに、冷めるな~・・ってこの感覚も「ニーア~」と一緒だ!
つまり、この開発者は全然成長していないって事なのかな。人によっては退化していると感じられても仕方ない。

でも、最終ワールド手前まででも遊んでみる価値はあるソフトに思います。今なら中古価格安いし。
次回の作品はこういうプレイ時間稼ぎはやめてほしい。そうすれば文句なく・・いや、文句は言うかもしれんがw、それでももっと愛をもって接せれると思う。お願いします。
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「ウォッチメン」/アラン・ムーア/デイヴ・ギボンズ

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ウォッチメン」/アラン・ムーア/デイヴ・ギボンズ

これは・・凄すぎるかもしれない。
ここ数冊読んできたアメコミも当然傑作ばかりだが、この作品は郡を抜いている。さすが、アメコミ・ヒーロー・コミックの最高傑作と謳われているだけある。

とにかく、物語が多層的。ひとつのコマに暗喩した表現が隠されているのは全編に渡り、その前後のコマからの関係性も全て計算された、恐ろしく緻密なものだ。
正直、あまりもの情報量の多さに一回目読んだときはついて行くのがやっとだった。
DCユニバースとか関係ないので、この一冊の中にオリジナルのヒーローが計10人以上出てくる。しかも、新旧で世代交代したりして。そして、ほぼ全員に深い物語が用意されているので、通常のアメコミ以上にかなりの集中力を要する。
が、二度目に読み直すと物語を概ねわかった上でだからか、一回目にあった読後の疲労感がまったくなく、頭から読み直す事で様々な伏線に気づいたりと、読むほどに評価が上がっていきます。

本作は有名すぎるので物語は説明不要にも思えるが、もしも知らない人が居たら是非触れてほしいので、簡単に書いておきましょう。
舞台は1985年。実際このコミックが発売されたのとほぼ同時で、当時のアメリカとソ連の冷戦の中。
世の中を自警するヒーローが存在した世界では、市民からの反対でキーン条約というヒーローの自警取り締まり案が制定される。
ここでのヒーローはDr.マンハッタンという本当の超能力者一名を除く全員が一般人で、非常に人間臭いドラマを展開する。
その中で、Dr.マンハッタンは過去の事故から超能力(全知全能)を手にいれたため、次第に人ならざる思考に変わっていく。
人類で最も英知の優れたオジマンディアスを「いくら君が天才でも、わたしからみたら天才のアリのようなものだ」と、より神に近い存在になっていく彼は地球で起こっている災害は、宇宙規模で見たらごく些細な事でしかないと言う。究極に達観した思考。その考えも物語終盤で変化していくのだが。
その逆に、泥水をすするかのようにキーン条約を破りゲリラ的に自警活動に徹するロールシャッハ。彼は、言ってみればベトナム帰還兵のようなものかもしれない。「ディア・ハンター」で言うところのニックだ。ギリギリの状況下での生き方でないと、自分の存在を確認出来ない。
ラストシーンでもロールシャッハの涙が表す感情は非常に深い。

ヒーローがそれぞれの家庭環境、後天的な影響などで正義というものに対する視点が異なっているというのが物語最大の
メッセージであり、それにより巨大な悲劇も生まれてしまう。

派手なシーンは極力抑え、ほぼ会話劇のみで進行していく話であるにも関わらず鮮烈な印象を与える本作。
前述したように、全編ひとコマひとコマにメッセージ性があり、コマ間にも物語を感じるという隙のないつくりは決して敷居が低いものではないが、これに触れない人生なんてもったいない!と声を大にして言いたくなる作品。
個人的には映画「地獄の黙示録」を観たとき位のぶっ飛ばされよう。

アラン・ムーア恐るべし。他の作品も全て読んでみたい。
映画に例えてみたが、音楽に例えるなら、世界的に有名なアーティストが一生の間に一枚作れるかどうかの奇跡的名盤を彷彿させる。作品からオーラを感じるものだね。ジミヘンの「Electric Lady Land」とかマイルスの「Live At Fillmore」とか。
人の人生すら変えてしまいかねない強烈作。これによって、自分もさらにアメコミの深縁へと誘われた。

【其の一】「ドラッグ・オン・ドラグーン3」/PLAYSTATION 3

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「ドラッグ・オン・ドラグーン3」/PLAYSTATION 3

このシリーズは、一作目を友人の家でさわり程度プレイしただけ。歩兵とドラゴンに乗った状態での無双的アクションと、とにかくダークなストーリーという事で話題を読んだ。
そのあと、間接的な続編でもある「ニーア・ゲシュタルト」は最後までプレイ。これは、作りとして粗暴なところも多いが、古き良き和製3DアクションRPGの系譜を感じる作りは、同作品に乏しい市場でむしろ光るものを感じた。

そして、同スタッフによる今作。
正直、「ニーア~」は嫌いなゲームではないが、ストレスの溜まる内容なので二度とやりたくないゲームでもある。
この開発者のゲームをやった事ある人ならわかる感覚だと思うが、なんというか、ゲーム作りがヘタクソなんですよ。いつまでたっても荒削りって事は技術やセンスがないって事でしょ。
そのダメさはやはり今回も見受けられて、
○フィールド端での戦闘が始まると視点がおかしな動きをする。
○端にいる敵は壁にめりこんで無敵状態。それを飛び道具で倒してもドロップアイテムが取れない(槍を使えば拾う事も出来るが、これを出来るとは言いたくない)。
○巷で言われている通り、動きがカクカク。あまり処理に無理をしているようには見えないが、ハード晩期でこんなにも使いこなせないものか?
と、設定や物語やキャラ以前にゲーム部分の出来のトホホ感は否めないのです。
が!じゃあ、このゲームは全然ダメなのかというと、そんな事はない。
そんな事はないどころか、凄く気に入ってます!おもしろい!「ドラッグ・オン・ドラグーン3」をとても楽しんでいます。
要因はほとんど「ニーア~」のときと一緒。戦闘がおもしろいんですよ。ゲームバランスも素晴らしいのです。
コーエーの無双系に比べると、敵はそんなに多くない。敵兵の属性を見て、攻撃を交わしながら戦わないと道中で死ぬ。量より質で勝負しているタイプで、それなりの立ち回りをして出来るだけ体力を温存して進まないと、死んだときえらく前まで戻されてしまう。
チェックポイントが遠いというのは、出来の悪いゲーム要素のひとつだと思う。今作も最初それを思って大きなマイナスポイントに思ったが、しょうがなくリトライしていると大概二回目位にはクリア出来るんですよ。自動的に難易度が下がるシステムらしいので、そのおかげかとも思うが、立ち回りを見なおしてプレイした結果が如実に出ているのがハッキリとわかるので、実は練りこまれたバランスなのかもしれない。
ただ、これが最後までプレイして、理不尽なリトライを強いられると一気に評価が変わってしまいそうで、そこが今から怖かったりする。リトライポイント、その都度かかるローディングってのは奥が深いんですよね。そう考えると、パッケージ裏に「リトライがやめられないほど楽しい」と書いた「トライアルズ・フュージョン」は偉大だ。よほど自信がないと書けない。
「トライアルズ・フュージョン」はこのメッセージの書いたジャケのためにもパッケージ版の方を買った方がよい。

話ズレましたが。
ゲーム部分は個人的に楽しんでいるとして、シリーズファンに大不評の今回のキャラやストーリーはどうなのだろう?
これは、登場人物全員が変態、もしくは頭のおかしい奴で徹底されて、それらが戦闘中もムービー中も終始下ネタを口にしているという、まあ、とんでも設定だ。
品のない事このうえないが、自分の嗜好上、ゲーム部分がある一定のラインを超えた楽しさであれば他がどんなデコレートをしていてもほぼ気にならない。ゲームさえ良けりゃいいんですよ、ゲームさえ良けりゃ。
でも、ゼロのビィヤァァッチ!キャラは嫌いじゃないですよ。
陳腐と言われえば、間違いなくそうだが、そもそも「ニーア~」だって、終始厨二感だったわけだし、さほど変わらないかなと。俺、「ニーア~」のストーリー全然深くないと思ってるから。

と、ここまで書いていて、称賛と悪口が混ざりあっているように思うが、改めて言いましょう。
このゲームおもしろいです。俺は好きです。通販サイトのレビューだけを見て知った気になってはいけない。
当たり前だけど、自分でプレイするのが大切。まあ、たまに出る自分の悪食癖と言ってしまえばそうなのかもしれないが。
PS1の「ドラゴン・ヴァラー」は俺の中では傑作ですから。

洋ゲーばかりやっていると、こういう味のものもおいしく感じるもの。
それは決して妥協して言っているのではなくて、ひとつのゲームをクリアするなり飽きるなりしたら、次は違うタイプのものをやる事でゲームを継ぎ目なく長く楽しめたりするんですね。

6/17 Club GOODMAN 終了

なんか、バタバタしてたらレポ遅くなっちゃった。

前回のLotus同様、サウンドチェックでのセッションからそのままシームレスに本番に雪崩れ込む感じで。
今回はロービートを基調にしたものにしてみました。ラップの内容は途中からその日見たニュースでの、俗に言うバカッターでしたっけ?どこぞの大学生が居酒屋で集団無銭飲食をしたっていうやつ。あれを歌ってみました。
やはり、出だしでフリースタイルというのはPsy-VOGUEの頃からやっているせいか、わりとウォーミングアップにちょうどよい。
今までバリスピの方ではその方法論があまり当てはまらなかったように思うんだけど、ここ数回のライヴあたりから凄くしっくりきてるんだよね。そのぶん即興ラップをもっとちゃんとやらねばって気にもなってきた。

さて、そのあとはいつもと一緒で。
「In York We Trust」では演奏前にキャップを開けておいて、間奏中にR-1を飲むという前回の反省を踏まえてやってみました。
前回のようにむせる事はなかったが、実はR-1は非常に濃いため喉に膜を張ってしまうので、歌っているときに飲むには不向きとの事がこの日わかったw
次回からはカルピスとかブルガリアウォーターみたいなシャパシャパしているやつを飲みます。段々わかってきたな、ライヴ向きな乳酸菌飲料。

今回、全編ライヴ映像を最近購入したMV1 HDR-MV1で撮りました。が、元の映像ファイルのままだと録画位置がギターアンプの前だった事もあって音のバランスが良くなかった。なので、現在編集中。
これが、純正の編集ソフトがシンプル操作しか出来なくて中々に使えない。
卓側で録った音源に替えたいんだけど、そんな事出来るのが手持ちソフトだとiMovieしかなくてね。しかも相変わらず微妙な融通の効かなさに若干イライラするんですよ。慣れなのかなー。うまく編集できたらアップします。バリスピの映像全然ないから、やっと撮れて嬉しいんですけどね。

次回VARRISPEEDSライヴは、7/8(火)@秋葉原 Club GOODMANです。

2014/6/17 Setlist
① Sound Check~Improvisation
② Bye Records
③ In York We Trust
④ It's An Outsiderplay
⑤ Circle Is High

「キック・アス」/マーク・ミラー

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キック・アス」/マーク・ミラー

最初に買った3冊(バットマン・イヤーワン/ツー、DCスーパーヒーローズ)で一番目に読んだのがこれ。
映画版を知っているし、現代的なものの方が初心者の自分には入りやすいかと思って。

で、映画版の方はどうかというと個人的にはまあまあ。
当時、わりと騒がれて、芸能人がテレビで「生涯観た映画でNo.1!!」なんて言っているのを見てどんどん冷めていった。
そのあとダースに教えてもらった「スーパー」の方が全然よくて完全に上書きされてしまったという印象。
でも、設定は良いなと。原作はひょっとしたらと思って店頭で手にとったら帯に「町山智浩、称賛!」と書かれていて、「おお~」と。ライターと称する人間の9割以上は嫌いだが、町山さんはずっと好きだからね。

この原作漫画版「キック・アス」を映画版と比較すると、とにかくあらゆる部分がハード。
主人公が最初に街のゴロツキに喧嘩を売ってボコボコにされるシーンなんて、返り討ちがひどすぎて、内蔵はみだしたまま車に轢かれて全治3ヶ月。ひとり親である父は心配して大金をつぎ込んで息子の治療費をだす。それを知って、あまりの自分の親不孝ぶりに泣いてしまう主人公デイブ。
こんな、ド・マイナスからのスタート。そして、映画版では意中の女の子と最後結ばれる(これは観ているときから嫌だった)が、漫画のデイブはゲイを装って好きな子の良き友達でい続ける。最後には勇気を振り絞って「僕はゲイじゃない!」と堂々と伝えるが、その瞬間女の子の取り巻きの男にボコボコにされ、そのあとで、さっき殴ってきたやつをフェラする画像を送られてくる。その画像を見て泣きながらオナニーする主人公。
あまりにも!あまりにも不憫すぎる!
だが、この漫画版デイブは文字通り体中血だらけになり、心にも血を流して続けてでもヒーローであり続けようとする。一般人以下の男の子が生まれて初めて生きている実感、人から必要とされる嬉しさ覚える。この美しさには感動するしかない!
かなりエグい描写が多いので、映画版が好きだからとこちらにも手を出すと人によっては火傷するかも。
でも、自分は「キック・アス」というタイトルを物凄く見なおしました。これこそ観たかったやつですよ。

漫画版の続編はさらにエグい事になっていて、「これをどう映画化する?」とまで言われたが、どうなんでしょうね?未見ですが。

「ウォンテッド」/マーク・ミラー

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ウォンテッド/マーク・ミラー

ベーシックなものから少し外れてみるかと思って手にとったのがこれ。
これ、XBOX360のゲームで持っているんですよ。積んでるけど。
そのゲームは元々は映画版の続編だったりして。そして、その映画の原作がこれ。

映画は未見だが、どうやら大幅な設定変更がされているらしい。主人公が属するフラタニティはただの暗殺組織になっていて、そこでの父の敵討ちみたいな話になっているそうだ。まるでニキータにおけるディヴィジョンみたいな組織になってしまっているが、原作のフラタニティはまったく違う。
過去にスーパーヒーローとの大戦を繰り広げて勝利し、世界をまるごと作り変えてしまった超集団なのだ。もう、話のスケールが全然違う。
そして、冴えない日常を送っていた主人公は実は殺し屋稼業のサラブレッドだったのだ。良いですねー。夢があるね。
「実は俺の血統は・・」っていう中二的な考え方大好き。
だが、素質だけで務まるほど甘い世界ではない。そう、殺し屋のための修行という過程があるのが素晴らしい。
老人の死体を板に括りつけ、的にして銃でひたすら撃つ。肉と骨が砕ける感覚を日常にするために。この時点で倫理的に映画化が危ぶまれる表現だ。この原作は全編通して映画化が困難と思われる倫理表現が多数ある。が、それこそ、ヒーロー不在のヴィランワールドとしての説得力なのだろう。

「出てくる奴ら、全員悪党!」
だったっけ?映画「アウトレイジ」のCM文句。全員悪党系の物語はやはりワクワクしますね。ラストシーンでは読者をアジりまくる主人公。「余計なお世話だ、バカ野郎!」と誰もが言いたくなるラスト。最初からずっと貫かれているパンキッシュな作風がここで爆発する。

既に読んでいたアメコミ何作かとはだいぶ違って、随分とやりたい放題だなと思ったら、これはインディーズからの発売だったのね。
作者は「キックアス」のマーク・ミラー。「キック・アス」よりも取っ付きは悪いが、シビれる度では個人的にこちらの方が上。
マーク・ミラーはアメコミ界の新生児とも言われているだけあって、中々発想がおもしろいです。

自分は洋ゲーをやるとき、少なからず刺激を必ず求めている部分が大きい。それは洋ゲーならではの刺激とも言える。
アメコミにも同じように、刺激に酔わせてほしい。渋めな味わいも良いが、表面的ドカンドカン胸をうつド派手さに胸踊らせられるのもならではだと思う。そういう事でいうと、先に読んだ「DCスーパーヒーローズ」や「バットマン・イヤーワン/ツー」よりも派手派手な感じだ。
物語自体はさほどでもないが、世界設定が最高なのと、悪党どもの吹き溜まりが舞台という事でセリフの一個一個がヤバい。
「夢か悪夢かは見ている人間の度胸の差で決まるのよ」
「私は史上最強の恐るべきファック野郎だ」
「初めて殺した気分かい? ゴムなしでマリリン・モンローと一発やった気分だぜ」
その他パンチラインで埋め尽くされたセリフの数々。
物語そのものよりも、その過程での印象づき方だったり、物語全体が持つメッセージ性のある作品の方が何度も触れたくなるし愛着も湧くという点でいうと自分にとってアメコミは映画に近い。

さて、同じくマーク・ミラーの「キック・アス」は、これよりも先に読んでいるが、その感想はまた別の機会に。

【其の一】「マリオカート8」/WiiU

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マリオカート8」/WiiU

(プレイ時間:9時間4分)

テレビでプレイするマリオカートとしては6年ぶりという事もあって、まずは凄い鮮度!
個人的にはこれはやはりテレビでやりたいタイトル。
最近は通常のマリオタイトルが一年に一回は出るので、それが3Dにしろ2Dにしろ鮮度が薄い事が多いんですよ。まあ、マリオシリーズは、基本が最初からしっかりしているのでマイナーチェンジをしていく事が正しいのはわかるんですが。
そういう事で言うと今回の「マリオカート8」もマイナーチェンジに留まっているものの、6年ぶりにやった事もあってかなりおもしろく感じる。ドラクエのナンバリングタイトルの周期で出てくれる位が個人的にはありがたみがあってちょうどよい。ドラクエはオンラインじゃない従来の続編を早くお願いしますよ。

巷では今回のは微妙との意見もあるが、いやいやそんな事はないですよ。ゲームとしては非常におもしろいものになってます。
新要素、反重力状態での走行中のぶつかり合いによる加速など、より白熱した展開が楽しめます。そこに加速グリッドまで加わると、名作「ワイプアウト」を思わせたり。
特筆したいのは、コースの出来が非常に良い事。変なクランクとかなくなって、ストレスをほぼ感じる事なく遊び続けられる。オンラインで負け続けても萎え落ちしない大きな理由のひとつだと思う。

マイナーチェンジに留まっている事は他のマリオタイトルと変わらないし、ここ数年の任天堂のディフェンシヴな姿勢は今作でも変わらないのだが、自分的にはこの「マリオカート8」は凄く楽しめている。
WiiUが発売されたときCMで「マリオが美麗なグラフィックに!」と言って、他ハードはとっくにHD仕様になっていたのに今更なにをって失笑を買っていたが、マリオがHDになるとやっぱりおもしろさが増すんですよ。それは今作をやっても思った。単純な事だけれどもHD画質でないとダメなんです。「ブスだけど中身はいい子なんですよ」ってのよりも「見た目も良いし、中身もいい子なんです」の方が良いに決まってるでしょ?それだけで今回のマリオカートは今までで一番おもしろいんです。

と、ここまで絶賛しつつもやはり気になる点が。
出来がよいからこそ気になるところも出てきてしまうのはしょうがない。
他でも色々言われているとおり、メニュー画面が簡素すぎてオンラインでの勝敗などの記録が残らなかったり、リプレイをまるごと見る事が出来なかったり。パーツの性能差を表記するには+ボタンを押さないといけなかったり。レースが終わるとボタンのデフォルトが「ハイライトを見る」になっていたりと。
とにかくプレイする上での環境面への配慮が足りない。ゲームの部分への作り込みは良いと思うが、そこをクリアしたら、はいリリース!って感じに思えてしまう。WiiUソフトが不足しているから、そう思われても仕方がないでしょう。
そこは、長く遊びたいと思うこちら側からすると冷める原因になってしまう。
もっと開発を急かされなければ、完璧だったかなという気持ちを拭えないですね。

それでも。。それでも!
これだけ不振が続いているWiiUにおいて、これだけ熱中出来るソフトを出してくれた事がなにより嬉しいし、毎日オンライン上でWiiUの今作を楽しくプレイしている世界中の人に会えるのもポジティヴな気持ちになれる。
これを機にもっとWiiUコンテンツがおもしろくなる事を期待しています。

「DCスーパーヒーローズ」

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DCスーパーヒーローズ

バットマンを入り口にしたので、MARVELものも気になるがやはりDCコミックスの方をもう少しいってみようと思い購入。
アメコミ初心者向け本としても良いとの情報もあった。

まず、ハードカバーの豪華な作りは所有満足度が高い。
厚さもあって、さながら子供の頃に見た図鑑のよう。実際、中の絵も基本的に漫画のようなコマ割に吹き出しといった構成ではなく、ダイナミックな開き絵をメインにナレーションのような文で進行していく。グラフィックノベルというやつか?よくわからんけども。

登場するキャラクターはスーパーマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュあたりは知っていたが、大半は知らないものばかりだったかな。もちろん、漫画で見るのはどれも初めてだ。

ジャスティス・リーグのエピソードは最後だけでその前はスーパーマン、バットマン、キャプテン・マーベル、ワンダーウーマンのそれぞれの話になる。
これがどれも相当に渋い話!
ヒーローが自分の守る街、そして全世界での現実と直面して苦悩する様を描いている。
それは、食糧危機だったりとリアルな世界と完全に地続き。その中でヒーロー達は万能と思われた自分に無力さを感じたり、必要とされていると思っていた自分の力への欺瞞を痛感する。世の中、馬鹿力だけでは解決しえない。
宗教や国境、政治情勢などスーパーヒーロー達の力の及ばないところは地球上に数多くある。いや、むしろその方が多い。
その中でもわずかな光明を自ら見出し、人類への希望、自分の能力が世界における居場所を見つけたところで終わる。
スーパーマンやワンダーウーマンがバットマンの、とまではいかないもののダークナイト的な位置づけにされる瞬間があるのは中々に痛々しいが、最後に前向きなセリフで終わるのも、そういった過程をおいてのものなので重みがある。

入門書に最適とされているが、これをアメコミの一冊目にするのはどうかな。
あくまで個人的な感覚ではあるが、なんだかんだいって地味目なので派手なシーン多めなものと同時に購入するのがベストと思われる。
ただ、一読の価値は確実にあるのと、持っているだけで嬉しい気分になれるので買って損はなし。

6月ライヴ予定

6/17(水)@秋葉原CLUB GOODMAN 
O/18:00 S/18:30
前\1,600 当\1,800
出演:ボートの三人男 / FLACKS / VARRISPEEDS / ICHION / BACKINGHUM BABYS

前回のグッドマンはトリオ編成の特殊なセットでやりましたが、今回はいつものカルテットでライヴします。
出番は4番目で20:30からです。


話変わって、ベースの高橋が初のリーダーバンド、slagを発足させまして最近はSoundcloud上にベースの独奏によるたくさんのソロ音源をアップしております。
高橋とは20年以上の付き合いで、VARRISPEEDSとしてはまだ2年ほどだけれども、Psy-VOGUEの前には5年ほど一緒にやっていた事もあって、彼の音楽的嗜好は結構知っている方だと思ってます。
そんな高橋のセンスがおそらく一番爆発しているのがこのslagでのソロ音源で、個人的には「ついにヤバいやつが動きだしたか」位の気持ちで嬉しく思ってます。
そんなslagのバンドとしての初ライヴが7/29(火)に阿佐ヶ谷Yellow Visionで行われます。
興味のある方はこちらも是非。

前述した音源は、Soundcloudがウィジェットの貼り付けを出来なくさせたクソ仕様になったためリンクでよろしくです。
3曲とも聴く価値ありです!
slag b - about 10min #9
slag b - about 10min #12
slag b - about 10min #13
Live Schedule
11/11(土)鶯谷 What's Up
12/27(水)代官山 UNIT
12/30(土)立川 A.A.Company
1/16(火)東高円寺 二万電圧
Profile

DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
↓のメールフォームよりメッセージをください。

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「ダブルドラゴン・クルーのうた」
DTchainsaw feat. DARTHREIDER
Sound 002
「Malformed Funk」
Synthezoey
発売中
a0173182875_10006.jpg Masiaのアルバム「Old Paint Box」に1曲ラップで参加。 Bandcampにて発売中
Video 005
「タイタンとの戦い(For Titanfall)」
/DTchainsaw
Sound 001
ダースレイダーのミックステープに参加
キン肉マンについてラップしてます
13:25秒あたりから
Video 04
In York We Trust
/VARRISPEEDS
Video 03
Bye Records(DTchainsaw Remix)/VARRISPEEDS
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/Psy-VOGUE
Video 01
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