THRASH DOMINATION 2010 感想

明日はライヴです。
出番は4番目で、20:30から。
新曲「D&D Torture」初披露します。夏っぽいトラックと内省的な歌詞が合わさった感じの、ライヴハウス進出前のPsy-VOGUEにあったような落ち着いた曲調で、中々いい曲になってます。

9/21(火)@秋葉原 Club GOODMAN
O/18:00 S/18:30
前/\1,500 当/\1,800
出演:空間破壊 / ハカラズモ! / Psy-VOGUE / GET THE COLA / 逃げる




thrashdomination2010.jpg

昨日は行って参りました!スラッシュドミネーション2010。
今回の面子は今年出した新作がどれも充実の出来映えだったアーティスト達ばかりだったので、この機会に見ないてはないなと。
OUTRAGE、OVERKILL、EXODUSは20年以上観ていなかったので、どんな感じになっているのか。そして、AGENT STEELは一体どんな連中なのか?
期待度マックスでこの日を心待ちにしておりました。

久々に行く川崎。
ここはチッタに行く位しか用がないけど、そのチッタも改装後は行った事がなかった。
キャパがだいぶ大きくなったかな?それでも会場は予想どおり大混雑。
お決まりの、Tシャツ屋さんが出典していたのでちょっと覗いてみた。DESTRUCTIONのTシャツとか欲しかったけど、5000円は高いわ。でも、今はバンドTシャツってこれくらいするのが普通なのかね~
なんて事を思っていたら始まりました。


AGENT STEEL
自分が中学生の頃、「Mad Locust Rising」という12inch singleを買って聴いたのが最初。音が悪すぎてリフがわけわからないが、固まりとなって疾走する曲調。そして、ジェフテイトが間違って歌乗っけちゃったようなまさかのミスマッチ感は並のものでは満足出来なかった少年時代の自分には強烈なインパクトがありました。
でも、当時は国内盤はおろかCD化も満足にされていないほどのマイナーさで日本での知名度は決して高くなかったはず。
そんなバンドを、まさかこの目で観られる日がくるとは。
Voのジョンサイリースは復帰間もないせいか、ステージ慣れしていない感じが露骨で、カンペ観ながら歌ってみたり。バンドは堂々としたものだったが、フロントマンがこれでは・・・。
でも、声はやはり強烈で、AGENT STEELの持つミスマッチから生まれる個性的なサウンドを久々に体感しました。
最初の1、2曲は「おおっ!」って感じで観られたものの、5曲位過ぎると飽きてくる。単純に楽曲がよくないんだよね。知っている曲もチラホラありましたが。
そんな中、最後にやりました「Mad Locust Rising」。
この、疾走する前のリフが聞き取りにくい感じ、やはり最高!
この曲に関しては自分の中でSlayeryやExodusに負けていないと思っているんですがね。まあ、思い入れ90%以上の評価ではありますが(笑)


OUTRAGE
20年前、「Blind To Reality」が出た頃2回ほど観た事があります。
とにかく、「日本にこんな凄いスラッシュバンドがあったのか!」と驚愕した思い出が。
レコードでは既に聴いていたが、ライヴで観てその本当の凄さを思い知った。それはVoの橋本直樹のカリスマ的存在感。ヘタな海外のVoより全然凄い。
そんな橋本氏復活の新作アルバムも非常に良い出来で、彼らの間違いなく充実期である今観られるという事もあって、かなり楽しみに。
出てくるなり、「Megalomania」などファストチューンを連発。
橋本氏はやはり凄い、本当に凄い。動きもさることながら表情も最高。観ているだけで俄然テンションが上がる。ちょっと動きがカンフーとか格闘技っぽいところもあったり。広いステージを動き回っておりました。
男だったら誰だって憧れるような、そんな最近お目にかかれないものを持っている特別な人間です。それが海外のスラッシュアーティストと肩を並べてもまったくヒケをとらないというのは、同じ日本人である事を誇らしく思ってしまいます。
ギターの音色も、スラッシュは得てしてひたすら爆音にしがちなところを、敢えて抑制を利かせたこだわりを感じる音になっていて、こういう広いハコだと反響してリフが聞き取り辛くなりがちなところを、しっかりと輪郭のクッキリした音を出しているところが非常に良かった。ギターの音は全バンド中で一番好きな感じでした。
あと、ベースの安田氏がNOMEANSNOの「WRONG」のTシャツを着ていたのも印象的でした。


NEVERMORE
SANCTUARYとして出られなくなった代わりに出演。
NEVERMOREとしてはちゃんと聴いた事なかったんでせっかくの機会なので観てみました。
演奏はとても丁寧で上手い。少なくともEXODUSとかよりもずっとプロっぽい(けなしているわけじゃありません)印象で歌も上手い。
自分的には、「これがSANCTUARYのVoなのか~」といった感慨。
ただ、全体的に正統派メタルよりの音で、個人的にはそんなに聴きたいような音ではないのでしばらくして外に出てしまいました。SANCTUARYの曲とかやったらちょっと観たかったけど、まあいいかなと。


OVERKILL
きました。
新譜も非常に良かったOVERKILL。
20年前、中野サンプラザで観たとき、とにかくVoのBLITZのかっこよさにブチのめされた事が強く残っていました。その後もブートのビデオを買ったりして、BLITZのかっこよさを再認識して。でも、やはり生で観た衝撃には至らなかった。
この日の一曲目は新譜の一曲目。
音源のイントロをそのまま流し、途中からバンド演奏を重ねてスタート。でもまだBLITZH現れず。そしてVoが入る直前で舞台袖から全力疾走してきて、スタンドマイクを掴んで大きく傾けそれを素早く縦に戻し歌い出す。
「うぉ~これだよ!これぞBLITZ!」
その後もギターソロなどインストパートに入ると舞台袖にいき、またVoパートの直前で走ってきてマイクスタンドを掴むという。
それ以外でも一挙手一投足全てがキメキメでかっこよすぎる。相当鍛えてあるであろう締まった手足は黒のタンクトップとスリムパンツというナルシス仕様の服もあってより際だつ。ちなみにこの恰好をするやつにハズレなしという俺の中の法則もあったりして(例:トレント・レズナー、アレック・エンパイア)
それにしても背中の筋肉はすごいな。髪型も似ていることもあってか範馬勇次郎みたいだった。
2曲目の「Rotten To The Core」は原曲の1.5倍くらいのスピードでやってより破壊力を増していた。
続く、「Hello From The Gutterr」、「Wrecking Crew」、「Hammerhead」、「Ironbound」で多いに盛り上がり、後半では、「In Union We Stand」、「Feel The Fire」「Bring The Night」、「Elimination」などちょっとマニア心をくすぐる選曲もあり。
そして最後、「Fuck You!!」からMOTORHEADの「Overkill」に繋ぎまた「Fuck You!!」に戻るという素晴らしい流れで終わりました。
終始BLITZに引きつけられっぱなしのライヴでした。
OVERKILLやOUTRAGEを観ると、フロントマン(特にVo)がいかに重要な位置づけなのかを思い知ります。
橋本直樹やBLITZは元々すごいのだけど、その凄さをずっと維持している、というか磨き続けている事こそが偉大だと思います。
これは本当に観にきてよかったと思える最高のライヴでした。


EXODUS
OVERKILLが凄すぎて魂が抜けたようになってしまってましたが、まだまだ最後にお目当てが控えているってところが贅沢で幸せです。
EXODUSは今年出した新譜がとにかく素晴らしく、特にVoのROBの成長ぶりが著しく、感心すると共に自分の中でゼトロやバロフに並ぶ位までの存在に成りつつありました。
そんな中、一曲目は新譜の一曲目。当然ですが、テンションは上がりますよ。初めて観るROBは歴代のVoと同様、コロコロとした体格でちょっとコミカルでかわいい感じがする。
「Fabulous Disaster」や「Lesson In Violence」、「Bonded By Blood」など古い曲を歌わせてもまったくパワーを損ねる事なく歌い切る。声自体は個性的ではないけど、ツボを得ている聴いていて気持ちのいい声だ。
「Deathamphetamine」など2作前と今作の曲は楽しく聴けるが、一つ前のアルバムの曲は正直あまりハマれないなー。音源ではちゃんと聴いた事ないのだけれど、なんか妙にシリアスな感じで好きじゃないな。
正直、選曲は個人的にもうひとつといったところもあったかな。「Impact Is Imminent」の曲とか俺は好きなんだけど、メンバーはあまり気に入ってないのかな。1曲もやってなかった。「Thrash Under Pressure」とか聴きたかったな。
演奏は結構荒っぽいし、元々複雑なリフは音の反響で輪郭が崩れていて聞き取りにくいしと、なんだか観ていたら20年前に観たときもこんなだったかなと思い出してしまった。
ただ、この日一番楽しい雰囲気を出していたのもEXODUSで、些細な部分はご愛敬として全部を楽しめるものだった。
真ん中のモッシュピットを一度円形状にガラ空きにさせてROBの合図と共に全員突っ込ませる演出なんかは血が沸騰するほどでした。痛みも激しかったけど(笑)
終わりの頃にはOVERKILLとのデュエットもあり。まあ、これは100%ご愛敬だね。演奏ボロボロだったし。
それよりもラストの「Good Riddance」が最高だった。これ、新譜で一番好きな曲だっただけに嬉しかったなー


そんなこんなで終了。
たまに外に出ていたとはいえ、7時間も会場居たのでさすがに疲れたけど心は充足しました。
なんか、珍しくひとりで酔っ払ってたり。iPadとWIMAXも早速威力を発揮してくれたおかげで合間の時間も退屈せずすんだし。
スラドミ楽しいな。かつて知ったるあの会場の雰囲気も久しぶりに体感出来ました。
また、興味のあるアーティストが来るようだったら行きたいです。DESTRUCTIONまた来ないかな。3年前に行きそびれてしまって後悔したんだよな。
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No title

見に行った気になる面白レポートですね!

>AGENT STEEL
昔ROCK TODAYで、メンバーが少年におしっこをかけた罪で捕まったのがきっかけで解散したと聞いた記憶があり、興味をもって中古CDを買った記憶があります。
疾走する前のリフが聞き取りにくい感じって、わかりますわw

>OVERKILL
僕も20年前の中野サンプラザ行ってました(14列目)I HATEとFUCK YOUのかけあいでは、I HATE側だった気がします
BLITZが走って出てくるところ、DTさん家で一緒にビデオ観て燃えましたねw
FEEL THE FIRE いいな~

やっぱりスラッシュはいいですな

No title

>昔ROCK TODAYで、メンバーが少年におしっこをかけた罪で捕まったのがきっかけで解散した

マジですかこれ?すごいな!(笑)
AGENT STEELがってところがまたそのエピソードに輪を架けているような(失礼)。
疾走する前のギターがグシャグシャなのを聴くと基本的に僕は心開きます(例:NUCLEAR ASSAULT)

>僕も20年前の中野サンプラザ行ってました

おおっ!あの来日行ってたんですね!
そうそう!「I HATE」と「FUCK YOU」を会場を二分して言わせたりして。
ちなみにこの日は会場を三分させて、「ROTTEN!」とBLITZが言うと「TO」「THE」「CORE」と3方向から言わせたりしてました。

スラッシュのノリってもう、自分の体に組み込まれているものになっていて、このまま一生好きなんだろうなと思いますよ。
自分でやる事はあまりなさそうだけど。(去年やってますけどw)
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11/11(土)鶯谷 What's Up
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DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
↓のメールフォームよりメッセージをください。

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