「Suite XVI」/The Stranglers

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Suite XVI」/The Stranglers

2006年作品。
先日友人が遊びに来た際、ストラングラーズの話になって、「そういや数年前に来日してたけど、新作とかって出てたのかな」って思って調べてみたらありました。

ストラングラーズは「No More Heroes」しか聴いた事なくて、ニューウェイヴというにはパンクロック寄り、その反対も然りという中庸的な音が好きでこの時期のイギリスのバンドの中では特に良いと思えるアーティストでした。

ストラングラーズと言えば、のちのNO MEANS NOあたりに強く影響を与えたと思われるゴリゴリのベース音。
このアルバムでは以前ほどの主張はなく、太くしっかり鳴ってはいるものの全体的にメロディックな曲調が多いので、下でしっかり支えているといった印象。
その代わりシンセはイカれてていいですねぇ。
この痙攣系シンセのおかげで、一筋縄ではいかない変態性が生まれている。

「No More Heroes」での、楽曲自体が歪んだ感じの魅力を期待していたせいか、今作で聴けるストレートでメロディックな作風に最初はちょっと戸惑った。
が、2度、3度と聴くうちに実はイギリス特有のメロディセンスが色濃く打ち出されている事に気づき、今やかなりのお気に入り盤になってしまった。ソウルフルとすら思う。
特に冒頭の4曲の流れは圧巻。
3曲目の、フェイドアウト直前で始まるベースのアルペジオがすごくよくて、「ああ、このままどう展開するのか聴いてみたい」と思うところで終わるところが逆にナイス!

中盤過ぎにややダレるところがなくもないが、他の部分での魅力に一度ハマっていれば些細な問題。

ポール・ウェラーなんかが提示するイギリスらしさも良いが、こういう70年代のパンク流れでの今の形をベテランが最高の形で見せてくれるというのは非常に嬉しい。
正直、70年代パンクムーブメントのバンドの大半は今まともに音楽出来ないような連中も多い中、ストラングラーズのようなちゃんと音楽性とスピリットを音に込められるアーティストが作品を出せている事は音楽界の良心とも言える。大袈裟かな。

オヤジ達が作る刺激的な音は、若者のそれとは違う。日本のOKAMOTO'Sとかも凄く良いと思うが、こういった老練の味わい深いパンクロックも良いものだ。


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Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

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