「KNACK」/PLAYSTATION 4

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KNACK」/PLAYSTATION 4

(難易度ノーマル:クリア)

「クラッシュ・バンディクー」の製作者総指揮のもと、国内開発で制作されたPS4ロンチのアクションゲーム。
この触れ書きだけで食指が伸びる、というか本体買えば同梱されてくる。
発売前に雑誌でデザインを見たときは「うわぁ・・」って感じでやな予感爆発。海外スコアは低調。
不安マックスで迎えながらプレイしてみた感想は、「おもしろいかおもしろくないかで言ったらおもしろい。でも残らない」という感じか。

アクションゲームとしての出来は全体的に良いと思います。
道中のザコ敵もちゃんと戦略を立てないとすぐやられてしまうバランスになっていて、チマチマしているシーンが大半ながらしっかりと緊張感を持ってプレイ出来る。基本、一本道を進んでいく感覚や物言わぬ敵キャラは「クラッシュバンディクー」っぽさを実感。かなり久々なので新鮮に感じた。
と同時に、いいとこPS2初期のアクションゲームっぽいものをなぜPS4ロンチタイトルにしたのかなという疑問も最後まで拭えなかった。ハードの凄さを実感するという事で言えばあまり成し得なかったタイトルなのかもしれない。

ゲームとしての出来は良いが、いまいち残らない事にはいくつか理由があり、それらを一個一個紐解いていこう。

●全体的に冗長である
全13ステージで、その中にチャプターが4つ位ある構成。基本、ザコ敵を倒して先に進んで、ムービーで高いところから飛び降りて(この演出多すぎる!)、また進んでたまにボス敵がいてというのの繰り返し。変化に乏しく、もうちょっとタイトに作るだけで印象が違ったのに。
明らかにいらないチャプターとかあった。ボリュームを気にして水増しした感が露骨すぎる。これを二周以上やろうとは通常思いませんよ。
最初しばらくは「思ったより面白いじゃん!」という好印象が終盤になるほどに冗長すぎて低評価になっていった。もったいないなー

●拾得物系の装備品が揃いにくい。
途中の壊れる壁の中には宝箱があり、それらには戦闘を有利に進めるための装備品が入っている。この装備品はいくつかのパーツで構成されており、宝箱にはその一個がはいっているわけだ。これがまったく揃わない。揃えるにはスマホアプリのパズルゲームでアカウントを紐づけしてプレイするしかない。これである程度揃う。こちらのアプリも家族に託してかなり長時間やってもらったが、それでも装備品が揃うのは物語終盤。せっかく隠しアイテムを見つけているのに全然嬉しくないんですよ。

●物語が魅力的でない。
ロンチという事もあり、全年齢対象を意識したのか刺激の欠片もなく、遺跡探検やゴブリンのアジトに突入したりする非常におもしろくなりやすい舞台でありながらまるで全て同じ空気感で進行する。
チャプターの間に挿入されるムービーも、最後に毎回悪いやつが飛行機に乗って逃げる。この演出何回使うんですか?と途中から呆れながら見てしまった。カタルシスのようなものもないんだよね。唯一爆笑したのは、助手の女が溶岩の中に落ちたときのビクターの「そんなー!」という叫び位。

●そもそもキャラがよくない。
海外を意識したのか全員バタ臭いキャラ。「ダンスセントラル」みたいなやつ。まあ、これは別に良いのだが、このキャラ達がムカつくんですよ。
KNACKに命令ばかりして自分たちはそのあとをついてくるだけ。勝手な事ばっかり言うキャラ達にイライラしないKNACKは人間以上に人格者だ。もしかして、この人類に対するシニカルな視点こそがメッセージだったのか?そんなバカな。
あと5年位経ったら、間違いなくKNACKというキャラが話題に出たとき多くの人が半笑いになるでしょう。残念ながらPS4を代表するキャラには成り得なかった。ふと、セガサターンのペパルーチョに思いを重ねてしまった。

おもしろい部分はちゃんとあるのに、なんとももったいないタイトルだった。
ロンチという事で間に合わせがキツかったのかな。それともクラッシュバンディクーの製作者の天然ぷりに誰も口出し出来なかったのか。もし後者だったら若干愛すべき作品に印象が変わるようにな気もするが・・まあ、明日には忘れるかな。
でも、もしも続編が出たら意外と良い作品になるんじゃないかと勝手に思いを馳せられる感じはします。そのときのセールスはどうなるか知りませんが。
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DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

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