【其の一】「ドラッグ・オン・ドラグーン3」/PLAYSTATION 3

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「ドラッグ・オン・ドラグーン3」/PLAYSTATION 3

このシリーズは、一作目を友人の家でさわり程度プレイしただけ。歩兵とドラゴンに乗った状態での無双的アクションと、とにかくダークなストーリーという事で話題を読んだ。
そのあと、間接的な続編でもある「ニーア・ゲシュタルト」は最後までプレイ。これは、作りとして粗暴なところも多いが、古き良き和製3DアクションRPGの系譜を感じる作りは、同作品に乏しい市場でむしろ光るものを感じた。

そして、同スタッフによる今作。
正直、「ニーア~」は嫌いなゲームではないが、ストレスの溜まる内容なので二度とやりたくないゲームでもある。
この開発者のゲームをやった事ある人ならわかる感覚だと思うが、なんというか、ゲーム作りがヘタクソなんですよ。いつまでたっても荒削りって事は技術やセンスがないって事でしょ。
そのダメさはやはり今回も見受けられて、
○フィールド端での戦闘が始まると視点がおかしな動きをする。
○端にいる敵は壁にめりこんで無敵状態。それを飛び道具で倒してもドロップアイテムが取れない(槍を使えば拾う事も出来るが、これを出来るとは言いたくない)。
○巷で言われている通り、動きがカクカク。あまり処理に無理をしているようには見えないが、ハード晩期でこんなにも使いこなせないものか?
と、設定や物語やキャラ以前にゲーム部分の出来のトホホ感は否めないのです。
が!じゃあ、このゲームは全然ダメなのかというと、そんな事はない。
そんな事はないどころか、凄く気に入ってます!おもしろい!「ドラッグ・オン・ドラグーン3」をとても楽しんでいます。
要因はほとんど「ニーア~」のときと一緒。戦闘がおもしろいんですよ。ゲームバランスも素晴らしいのです。
コーエーの無双系に比べると、敵はそんなに多くない。敵兵の属性を見て、攻撃を交わしながら戦わないと道中で死ぬ。量より質で勝負しているタイプで、それなりの立ち回りをして出来るだけ体力を温存して進まないと、死んだときえらく前まで戻されてしまう。
チェックポイントが遠いというのは、出来の悪いゲーム要素のひとつだと思う。今作も最初それを思って大きなマイナスポイントに思ったが、しょうがなくリトライしていると大概二回目位にはクリア出来るんですよ。自動的に難易度が下がるシステムらしいので、そのおかげかとも思うが、立ち回りを見なおしてプレイした結果が如実に出ているのがハッキリとわかるので、実は練りこまれたバランスなのかもしれない。
ただ、これが最後までプレイして、理不尽なリトライを強いられると一気に評価が変わってしまいそうで、そこが今から怖かったりする。リトライポイント、その都度かかるローディングってのは奥が深いんですよね。そう考えると、パッケージ裏に「リトライがやめられないほど楽しい」と書いた「トライアルズ・フュージョン」は偉大だ。よほど自信がないと書けない。
「トライアルズ・フュージョン」はこのメッセージの書いたジャケのためにもパッケージ版の方を買った方がよい。

話ズレましたが。
ゲーム部分は個人的に楽しんでいるとして、シリーズファンに大不評の今回のキャラやストーリーはどうなのだろう?
これは、登場人物全員が変態、もしくは頭のおかしい奴で徹底されて、それらが戦闘中もムービー中も終始下ネタを口にしているという、まあ、とんでも設定だ。
品のない事このうえないが、自分の嗜好上、ゲーム部分がある一定のラインを超えた楽しさであれば他がどんなデコレートをしていてもほぼ気にならない。ゲームさえ良けりゃいいんですよ、ゲームさえ良けりゃ。
でも、ゼロのビィヤァァッチ!キャラは嫌いじゃないですよ。
陳腐と言われえば、間違いなくそうだが、そもそも「ニーア~」だって、終始厨二感だったわけだし、さほど変わらないかなと。俺、「ニーア~」のストーリー全然深くないと思ってるから。

と、ここまで書いていて、称賛と悪口が混ざりあっているように思うが、改めて言いましょう。
このゲームおもしろいです。俺は好きです。通販サイトのレビューだけを見て知った気になってはいけない。
当たり前だけど、自分でプレイするのが大切。まあ、たまに出る自分の悪食癖と言ってしまえばそうなのかもしれないが。
PS1の「ドラゴン・ヴァラー」は俺の中では傑作ですから。

洋ゲーばかりやっていると、こういう味のものもおいしく感じるもの。
それは決して妥協して言っているのではなくて、ひとつのゲームをクリアするなり飽きるなりしたら、次は違うタイプのものをやる事でゲームを継ぎ目なく長く楽しめたりするんですね。
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Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

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