【其の二】「BEYOND : Two Souls 」/PLAYSTATION3

Beyond_Two_Souls_final_cover.jpg

BEYOND : Two Souls 」/PLAYSTATION3

(クリア)

エンディングは色々あるらしいが、とりあえず自分の思うがままにプレイして最後までいった。
終わり方がどうというより、このゲームは途中の演出や人間ドラマがよかった。正直、今回到達した終わり方はまあまあだった。まとめにかかっていて、「ああ、これはエンターテインメント作なんだな」と思ってしまった。まるで、自分のような嗜好の人間のために作られた作品なのかと思いこんでしまうほどにプレイ中は入り込んでいたんだな。

終わってから調べてわかったが、途中で出会う登場人物は主人公ジョディの能動的な行動ひとつで物語上生死が決まるらしい。自分のプレイだと何人か死んでしまったが。
「能動的に」というのは、テキストアドベンチャーでみられる文章での選択肢を選ぶのではなく、画面上で自分が気づいたときになにかしらの処置をする。ほとんどの場合はエイデンに画面を切り替えてアクション出来る場所を探す事で変わる。
これって、一見大した事のように思えないかもしれないが、ゲームという媒体で物語を紡ぐ必然性を持っているんですよ。
このゲームは非常に映画的。でも、ちょっとの動作でもプレイヤーが介入しないと物語が進まない。これが実は受動的なメディアでは得られないドラマ性を生み出す。
(ここから先はネタバレ含みます)
例えば、ジョディのお母さんに出会うシーン。
薬物投与で精神を閉ざしてしまった母の病室をあとにするジョディだが、ここでなにもせず病室を出る事も出来る。
が、エイデンの視点になるとお母さんの首元にポイントが。
このポイントをアクションしてお母さんの息の根を止める事が出来る。でもそこでジョディは母に背を向けた状態でエイデンを放って母を楽にしてあげるという事も出来る。これは能動的に操作してドラマが生まれた瞬間だ。このゲームは一見するとムービーゲーだと一括してしまわれそうだが、そこにはゲームとしての能動性がしっかり存在するのだ。そして、その能動性がドラマを紡いているという、稀有な一例といえるでしょう。
総じて開発者の志の高さに感動しました。

去年発売された同軸の作品だと「ラスト・オブ・アス」がある。
ゲーム性はまったく違うが、こちらももっと評価されてもよいんじゃないのかな。
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Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

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