「SHORT PEACE 月極蘭子のいちばん長い日」/PLAYSTATION 3

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SHORT PEACE 月極蘭子のいちばん長い日」/PLAYSTATION 3

半年位前に出会った友人からの勧めで買ってみた本作。
須田剛一氏の近年の作品は、「ロリポップチェインソー」をはじめ、秀作も多い事から以前よりも注目する事が多くなった。
それでも、本作がどんなゲームかはまったく知らず、フタを開けてみたら思い切り2Dアクションゲームでビックリ。

主なゲーム性としては「Runner2」のような、よくアプリなどであるノンストップで走り続けて障害物を超えていくタイプに近い。通常、このタイプだと自動疾走だが、本作は方向キーを使って任意に走る。その代わりモタモタしていると後ろから追っかけてくる画面いっぱいの敵キャラに潰されて死亡。これが、かなり頻繁に登場するので、その都度特殊なうしろショットを撃って撃退する。このうしろショットには弾数制限があり、ストックは3発。STGにおけるボムのようなものだと思ってもらえればよい。うしろショットは前方を邪魔するザコキャラを倒す事でゲージが溜まっていく。このザコキャラの倒し方がとてもおもしろく、走りながら剣を振って倒すのだが、撃破した際の飛び散るようなエフェクトがそのまま画面に残っていてそれが誘爆しあう。ここでポイントなのは、走り続けていてもエフェクトだけがその場に残るという事。つまり高速で走り続けながら敵を倒す方が効率が圧倒的に良い。うまくコンボが繋がったまま疾走するのはエンドルフィンじゅるじゅるな快感。これが本作一番の特徴と言えるでしょう。
初見でも気をつけてプレイすればクリア出来るような難易度だけど、何度もやって敵の位置を覚えた方が間違いなく気持ちの良いプレイが出来る。
携帯機でできそうなものを敢えて据え置きでガッツリやる感覚は、「Trials」シリーズとかに通じる楽しさ。まあ、「Trials」並のリトライスピードだったらなお良かったけど。死にやすいステージに限ってリトライがモタモタしていたり、一部のムービーが飛ばせないのは大きなマイナスポイントです。

他にもいくつかのゲーム性が、面ごとに存在。どれも古き良きテイスト&パロディで楽しい。

メトロイドの最終ステージみたいに段差を上がっていくもの。
その途中で「メタルスラッグ」の中ボスみたいなやつを倒さなければいけない。しかも2体。ただでさえ、段差をミスせずに上がらないといけないのに、その途中で撃たれまくるという。この面、一番苦戦しました。完全に敵のパターンを覚えないと絶対クリア出来ません。

STGのボス戦のようなもの。
これは普段2DSTGをやっている人間だったら超楽勝。ノーダメージクリアのトロフィーも簡単です。

「マリオブラザーズ」の殺し合いみたいなやつ。
最終ステージ。なぜか父親のマスクマンと闘う。突然現れた妹のキャラの動きが完全に「パロディウス」のカニ型ショーガール。かなりの悪ノリについて行けない人も多いと思うが、それが須田ゲー。自分は楽しんでます。
一直線に飛んでくるドロップキックにさえ注意すればさほど難しくない。ノーダメージクリアはちょっと難しめかな。

さて、ストーリーはというと、さっぱりわかりませんw
そこは須田さんの作品をやる際は覚悟しないといけないので、文句を言うだけ野暮ってもの。
作品中に散りばめられたサブカルへのオマージュ、サンプリングを楽しむのが一番正しいと思ってます。

本作は、ショートムービー集の映像作品としても楽しむ事が出来て、その中の一作として須田剛一だけがゲームでレペゼンって事で「月極~」が収録されているという形。そう考えると、総プレイ時間約1時間になっているのもなんとなくわからないでもない。
が、これだけゲーム性がおもしろいとやはりボリューム不足がもったいなく感じる。そもそもが「SHORT PEACE」というハイブリッドな作品としてリリースされているものなんだろうけど、ゲームを収録しているというだけで見方が変わってしまうのはしょうがない気がする。だって、おもしろかったらもっとやりたいじゃん。自分はこのゲームシステムがとても気に入ったので今後ボリュームアップした続編を是非ゲームだけのディスクとして出してほしい。数ある須田ゲーの中でも屈指だと思いますよ、本当に。
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Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

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