クリッペンやら濁朗やら、ライナーノーツ的な

音楽活動を始めて23年。(学生のコピーバンド時代は除く)
考えてみると自分は、所謂ジャンルミュージックというものを全然やってなかった事に気づいた。
Cui Bono?(DISASTER)、Psy-VOGUE、VARRISPEEDS、ハードコアなりヒップホップなりを基調としながらも独自解釈でのものだったので、あまりわかりやすい枠の中で活動する事は出来なかった。たぶん、無意識にそういうのは居心地が悪く思っていたんでしょう。
でも、わかりやすい枠の中で活動する方が圧倒的に楽なのは当然で、ひねくれた事ばかりやっていると客がずっと居なかったりする過酷な環境が続く。超人の神がイバラの道を敢えて選べと言っているのを、俺はキン肉の王子でもないのにずっと歩んでいたって事なのか。
そんな中、ガッツリ同じ世界軸の中での23年の付き合いの人間が何人かiLL。じゃなかった、居る。
そのひとりが濁朗。
あいつは俺の一個上だったから、初めて会ったのは俺が19であいつが20歳か。
忘れもしない、川口モンスターのハコの外で友達とダベっていたとき。1992年。
メタルのイベントで、メタル系の友人が「池田君、最近どんな音楽聴いてるの?」って言ってきたので、「そうですね~、最近はSteve Albini関係とかNomenansnoとか・・」って話していたら、メタルの現場ではほぼ聞かないようなアーティスト名を連呼していたのに反応したのか、ひとりのDanzigのTシャツ着た男が近寄ってきて「あのぅ、他にどんな音楽聴くんですか?」と言ってきた。これが濁朗(当時20歳)だ。
そして、そのあとは一気に仲良しに。濁朗が当時やっていたバンド、ブビーは、Vo,Ba,Dsにアコーデオンを加えた特殊編成で、Mr.Bungle、Jane's Addiction、Jello Biafraあたりの影響を強く感じさせる躁状態にイカれたようなポップさを持つサウンドだった。演奏力もかなりのもので、初めて観たときは正直ヘコんだなぁw いつブレイクしてもおかしくなかった音だと今でも思っているけど、ダメだったなぁ、なんでだろ?まあ、少なくともジャンルミュージックではなかった。
でも、このバンドの中では濁朗はちょっと浮いた存在で、段々と他のメンバーとの距離が出てきてしまい、自然消滅的に解散。

そのあとは、トリオのガールズバンド、リトルフジコにシンセetc.として加入。
このバンドにインプロの要素などを持ち込んだのも濁朗。ガールズバンドとしては類を見ないサウンドで、こちらも大変刺激的で大好きだったが、最終的にはこちらでも他メンバーとの距離感が出来てしまい解散。これが2000年頃。

そのあとに組んだバンドが、クリッペンリポン。
濁朗はVo兼シンセ。Gtにコウヤ君、BaにKIX,Decoy,の河野君、Dsに元リトルフジコのゴマちゃん。この編成の頃、Psy-VOGUEで一回対バンやったなー。TakuyaとSugaya君のダブルトラックマニピュレーター編成で。
そのあと、何度かのメンバーチェンジで、Gtトバちゃん、Gt小出君、Ba斉藤さん、Dsエンズリーの五人組という編成に落ち着く。この頃には初期のサイケ一辺倒だった感じから、さらに押し進めた独特のウネリを持つダンサブルかつプログレッシヴなサウンドになっていく。個人的にはここがクリッペンの一番完成されていた時期だと思っている。あと、その前に短期間だったけど、トバちゃん、ゴマちゃん、濁朗のトリオ編成のときもなにげにかなり良かった。
で、2008年。Dsエンズリーが脱退を機に活動休止。
クリッペンリポンは濁朗が初めて組んだリーダーバンドだっただけに、それまでのバンドとは違い、メンバーが濁朗に大して友好的だったのが大きな違い。その前は色々と苦しんでいる姿を見ていたので、「ああ、いいバンドで良かったね」と余計な親心みたいな気持ちにもなってしまった。
だから今回復活出来たんじゃないかな。休止期間もメンバーは他で常に活動していた事でスムースな部分もあったと思う。
その間、メンバーと元メンバーを2人も事故で亡くしてしまうという、かなり不幸な事が起こってしまったが、新しいメンバーを加え、こうしてまた復活するのだから感慨深さも並じゃない。

あと、気づいた?5/9の企画名「vol.1」って書いてあるよ。
ここから主催イベントやるって事でしょ。やる気十分って感じで期待しちゃうね。
うちらVARRISPEEDSも5/9は精一杯の花を添えられるよう頑張りますよー☆
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No title

おおおお!
ありがとうございます!読みたかった!
川口モンスターで出会いですかあ。
光景が目に浮かんでニヤニヤしました。
Psy-VOGUEで一回対バンつったら、国分寺MORGANAですよね。
確かその日、打ち上げにも僕行った気がします。

面白かったんですけど、もっと読みたいですな。
今度会ったときにでも、いろいろ聞かせていただきたいです♪
僕は、吉祥寺でBAKU君のイベントに行ったときに濁朗さんとはじめてしゃべったのかな。
近くに住んでいたら、もっとライブ見にいきたいんですけどね。

No title

>TxKxMxxxxさん
こんな文章で喜んでもらえるなら良かった(^_^;)
これでも細かい事を大幅に端折ってるんですけどね。濁朗本人も読むだろうから若干の恥ずかしさもあり。

MORGANAじゃなくってSTATTOじゃないですか? MORGANAは行った事ないので。
あのときのクリッペンのメンバーはもう半分この世に居ないという悲しさ。

吉祥寺はWARPですね。これよく覚えてる!
明け方はBAKU達とファミレス行きましたね~。あれ楽しかった。

僕のライヴもいつか観てもらえる日がきたら良いな。
札幌ツアー、誰か呼んでもらえれば(´・ω・`)

No title

国分寺、STATTOでしたっけ
商店街の出口のあたりですよね
みんないい人たちで楽しかったなあ

吉祥寺はWARPかあ
あのファミレス楽しかったですね
よくおぼえてますよ
てっぺい君が世間より数年早くキャップを斜め被りしてたのが印象的。

そういえば、その頃高円寺20000Vで見たライブがYoutubeにUPされてました
https://youtu.be/qSzza_T9cKk?list=FLyjPE28PhyWPlaooI27qLxw
アナフィラキシンショック企画だったっけ

このときも、練習帰りのリトルフジコのメンバーが「出演者か?」ってくらい楽器抱えてみにきてましたね。帰りにDTさんと二人でサンボに寄ったっけ?

DTさんに紹介してもらう人はみんな音も人柄もILLな人が多くて楽しいです

札幌ツアー、来てほしいですね・・・って、僕には人脈がないですけど^^
でも、地方ゆえか、札幌は結構ジャンルミュージックのくくりが強い印象があります。
ハウスならディープハウス、ヒップホップなら今だとブーンバップていうんですか?
とか、ジャンルレスなものってあまりない印象が強いです。
そういう音じたい、本当はクロスオーヴァーした果てのものなのにね。

あ、思い出した、新宿にD.R.I.見にいったときも、濁朗さん一緒だったね
メンバーと英語でしゃべっててうらやましかった
「DEATH FUCKIN METAL」ってTシャツ来た外人がいたなあ

No title

>TxKxMxxxxさん
STATTOは武蔵境ですね。なにげにここで結構ライヴやったなぁ。

あの20000Vのイベントも懐かしいな。アナフィラキシン企画ですね。
まだブレイクする前のRUMIちゃんも出てた。
てっぺい君とは数年前に色々あったけど、今は元気だろうか?音楽続けていてくれてたら嬉しい。
でも、ILLな人間との関係は日々更新中、増殖中でございますw

やっぱり、東京だけだと思うんですよね。こんなにクロスオーバーなのは。
こちらから見ると、大阪、福岡なんかはおもしろく見えるんですが、実際そっちでやっている人から聞くと、全然シーンなんて小っちゃいって言いますね。東京だけが特殊だって。
うちのベースの奴と良く話しているんですけど、こんな音楽に対して偏愛的なのは自分達にかかっている呪いだと思って一生付き合っていくしかないって。

D.R.I.のライヴで出てた濁朗がゲスト参加のバンドDECOYのVoの河野君が、のちのクリッペンリポンの初代ベースで名付け親ですよ。僕と同い年で19歳の頃から知ってましたが、もう、この世に居ないんですねぇ。

No title

>DTさん

そうそう武蔵境!そうだった。まだ駅が工事中の頃ですね。

>DECOYのVoの河野君
そうなんですか・・・
すれ違うときにほとんど触れるか触れないかくらいなのに
フルスイングで「ごめんなさい!ぶつかっちゃいました!大丈夫ですか?」と何度も謝られたことを思い出しました。いい人だなあって思ってましたよ。

No title

>TxKxMxxxxさん
STATTOでは、自分の初ソロライヴもやりましたね。インストのやつ。

河野君、そんなエピソードがあったんですか。
彼はピュアな変人って感じで、非常に女子にモテてました。羨ましかったな~
亡くなったあと、遺品整理で彼の実家に行ったんですよ。
「欲しいものあったらなんでも持っていってください」って親御さんに言われて、CD棚物色していたら、昔買ってくれたPsy-VOGUEの1stアルバムが出てきて切なくなりましたね。これ褒めてくれてたなぁと。

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DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
↓のメールフォームよりメッセージをください。

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