【其の一】「デビルズ・サード」/WiiU

8729e751-s.jpg

デビルズ・サード」/WiiU

これ何年位開発していたんだっけ?
たしか昔、板垣さんのインタビューが毎号載っていたのがファミ通XBOX360。
その時点でもかなりの年数が経っていたように思うが、その後パブリッシャーが倒産。そこを任天堂に拾ってもらったとか。
ロデア・ザ・スカイソルジャー」のときといい、これといい、「このゲーム本当に出るの?」ってやつが今年になって2本もWiiUで出るとは。
密かにこういったタイトルの駆け込み寺となるか。
これらに共通してるのが、昔気質のクリエイターが作った作品。悲しいかな今の時代に出すのは大変なんですねぇ。
そして、それらを保護するのが我々好事家の努めというもの。

さて、今や絶滅寸前のビッグマウスクリエイターとしてかつては名を轟かしていた板垣氏渾身の一作という事で、並じゃないものである事は期待したい!と即購入。のるかそるかですがね。ディフェンシブなこの時代(特に国内)に攻めに出てくれる姿勢は是非こちらとしても受け止めたい。

さて、本作は格闘ゲームのような近接アクション、腰だめ状態でTPS、照準合わせるとFPSになるというなんともハイブリッドな仕様。でも、なんの違和感もなく共存しているところが素晴らしい。特にLスティック押し込みでダッシュすると、戦場をハイスピードで駆け抜ける事が出来る。ここまでのスピード感は中々なかった。ちょっと違うけど「ヴァンキッシュ」(俺的に名作)のような気持ち良さも思い出した。
そして、これらのアクションをする主人公が、シティハンターの海坊主が上半身裸になって、耳なし芳一のごとく全身に梵字の墨を入れる元囚人アイヴァン。
序盤のムービーで登場した瞬間、独房の中でドラムセットに座って叩きまくる姿から始まる。
「あ、このゲーム、アホだ」と最大の賛辞が思わず出た。怒りのデスロードマナーというものが既に出来ているらしい。(上映よりも開発は前だろw)

そういや、このゲームCERO Dになっている。
これ、やった人は全員口を揃えて言うよ、絶対違うでしょ、と。
敵を切れば赤い流血と肉片が飛び散り、子供の惨殺死体が積み重なり、国内開発タイトルでは相当チャレンジブルな表現になっている。もちろん、板垣氏はXBOX360の「NINJA GAIDEN2」で帯多々しい流血表現があったわけだから当然とも言えるのだが。「あれ?これWiiUですよね?」と思わず目を疑った。
なんでも、CEROへのランクの申請って、メーカー側がするらしいですよ。で、あとから難癖をつけられて表現を変えないといけなくなったりすると開発費がかさむから安全策として表現をマイルドにするらしい。
要はメーカーがどれだけ強気で居られるかって事でしょ。そういう意味では痛快。

ソロキャンペーンは大変痛快で今のところ文句なし。ストレスもないのだから板垣氏最高傑作の予感。
そして、マルチもちょっとやってみました。
操作性はそのままに最大16人でのバトルが楽しめる。
このゲームの主役って、この独自のハイブリッドな操作性に思う。なので、単純なデスマッチでもこの動きでバトルし合えるだけで楽しい。ただ、自分は元々チーデス系がダメなので、どうしても長時間は出来ないけどね。
で、他のルールを選びたくともレベルが一定以上上がらないと選べないっぽいんですよ。現在は、バトルロイヤルと、チーデスと、あと、過疎ってて一度も遊べた事がないちょっと特殊なルールのやつ。
単調な試合を頑張ってやらないとレベル上がらない、しかもキル数上げないとレベルも上がりにくいので、他のルールが解除されるまで飽きずにやれるかが心配なところ。もったいない。かなりおもしろいと思うのに。
おそらく、無料版としてPCでの配信が決まっているから、課金用にレベル上がりにくくなっているんだろうな。ホント、インディ以外での無料ゲーム、この世からなくなってくれないかな。
今度ラップでディスる歌を書こう。今決めた。

気になる点としては、Lスティック押し込みダッシュが、立っている状態からいきなり発動してくれないところかな。
ちょっと歩いて、その最中に押し込まないとダッシュしてくれない。これは改善して欲しい。

あとグラフィックがね。どうしても前世代的。
しかも、今同時にやっているソフトが「バットマン・アーカムナイト」だから分が悪すぎる。
先日発売されたばかりのゲームなのに、まるで長年積んであった360ソフトの中から「ど~れ、これでもやってみるか」と起動したら、意外な傑作である事に気づいてちょっと得した気分になった感じ。
ヒップホップに例えると、散々聴き尽くした90年代U.S.ヒップホップの知られざる名盤が今発掘!つって、聴いたら良かった。良かったけど、今の時代に響くものとはちょっと違う。でもクオリティは高い。なんなら今の若い子にも聴かせたい。なんて。

もちろん、「デビルズ・サード」は、昔の感じばかりではなく、しっかりと3Dアクションを今の時代にアップデートしているのがわかる。
実は斬新で、ありそうでなかったゲームのはずなのに今後も大きくは取り上げられなさそうで、ちょっと今から歯がゆい。
だからせめて、自称ゲーマーの人達だけでもこの体感をしましょうよ。
少なくとも、俺的には「スプラトゥーン」よりも評価は全然上です。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Live Schedule
10/11(金)阿佐ヶ谷 Yellow Vision
11/11(土)鶯谷 What's Up
Profile

DTChainsawのプロフィール

Author:DTChainsaw
ヒップホップバンド、VARRISPEEDSのラップ、Voを担当。
ポリリズムヒップホップユニット、Synthezoeyのラップも担当。

2011年まではPsy-VOGUEというユニットに所属。

ゲーム情報サイト、iNSIDEにて「ビデオゲーム・ライマーズ」を連載中

現在、某音大の理論中等科

秋葉原近辺で生まれ育つ。
ゲームと音楽をこよなく愛す。

※ライヴのブッキング、常にお待ちしております。
↓のメールフォームよりメッセージをください。

plugin by F.B

最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
COUNTER
リンク(音楽関係)
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Twitter
 
ビデオゲーム・ライマーズ
Video 006
「ダブルドラゴン・クルーのうた」
DTchainsaw feat. DARTHREIDER
Sound 002
「Malformed Funk」
Synthezoey
発売中
a0173182875_10006.jpg Masiaのアルバム「Old Paint Box」に1曲ラップで参加。 Bandcampにて発売中
Video 005
「タイタンとの戦い(For Titanfall)」
/DTchainsaw
Sound 001
ダースレイダーのミックステープに参加
キン肉マンについてラップしてます
13:25秒あたりから
Video 04
In York We Trust
/VARRISPEEDS
Video 03
Bye Records(DTchainsaw Remix)/VARRISPEEDS
Video 02
「ベトナムでもキルでいこう!!」
/Psy-VOGUE
Video 01
「キルでいこう!! For BFBC2」
/Psy-VOGUE
facebook
再生履歴
週間ベストアーティスト
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム